４月１５日、１万円する枕を買った。

これまで使っていた枕は、硬いうえに高さがあり、就寝時に首・肩・背中が力み痛みを感じていた（それでも割とすんなり寝つけるのは才能だろうか）。そしてよく寝違え、日中も首や肩が痛むことが多いので、思い切ってオーダーメイド枕を作ることにした。

広告塔にも運命を感じ…

専門店ではアプリや器具を使い、肩幅や首から背中までの骨の反り具合などを計測し、パフや蕎麦殻、パイプなど６種類の素材から自分に合った硬さを選んだ。

店員は、寝がえりを見ただけで、筆者が腰痛持ちだということを見抜き、寝がえりの指導までしてくれた（笑）。１時間ほどベッドで寝転がり、寝がえりをうっては「上達してます！」「上手、上手～」と褒められたり、眠りに関するトリビアを聞いたりと、なかなかカオスな光景だったが、枕の中身の硬さだけではなく高さの微調整もしてくれて、自分にぴったりの枕が出来上がった。

筆者はパフを選択。６つに分かれた枕ポケットに、高さに合わせて素材を入れてくれる。

できれば毎日、難しければ３日に一度は枕カバーを変える、日中は枕を陰干しするなど、マメなケアが求められるのが少し予想外だったが、使い心地は抜群。使用して１ヵ月経ったが、朝、首が痛いということがなくなったし、就寝時の痛みもない。

ただ、枕のせいではないかもしれないが、なかなか布団から出られなくなってしまったのが悩みである。（蘭）