移転作業と貴重な資料たち
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先週、金・土にかけて、いまだ旧社屋に残っていた資料の移転作業を行った。
私は家庭の事情で金曜のみ荒川へと出勤した。
移転先に保管できない資料を、一時的に他の場所へ移動するための作業だ。
どれくらいの量が残っているのか把握してなかった私は、すぐに終わるだろうと思っていたが、甘かった。。。
エレベーターのない以前のビルには、大量の大荷物が残っていた。
男女関係なく、持てる荷物を上階から1階まで下ろし、トラックに積んでいく。
近年、出産以外に一番体力を使ったかもしれないという位、力仕事できつかった。
子どもたちのお迎えがあり、16時過ぎには私は退社できたのだが、残った同僚たちは夜遅くまでかかったという。
それでも私は全身筋肉痛だったのだが、長男がマッサージをしてくれたおかげでだいぶ回復できた。
まだ力が有り余っていた午前中、貴重な資料たちを見て朝鮮新報社の歴史の重みを感じた。
戦後まもない頃に発刊された「解放新聞」、「朝鮮民報」…。外側はボロボロになりながらも目の前にある貴重な新聞たちを一目みるだけでも歴史の息吹を感じられた。
デザイナーとして気になってしまうのが、朝鮮語で描かれたカットやタイトルまわり。
手作業で作られたそれらは、ぬくもりがありながらもすごくかっこいい!!
私もこんなデザインをできたらなと、すごく羨ましくなった。
ずっと眺めていたかったが、作業が目白押しで断念。
白山に会社があった頃は、それでも貴重な資料を見ることができたが、今度は遠い場所に保管されることが決まったので残念だ。
ハングル文字はデザイン的に優れていて、朝鮮語が含まれたデザインは無限の可能性を感じる。
白山にいたころ、先人たちの資料をたくさん見ておけばよかったなと少し後悔したと同時に、自身のデザイン技術も向上させるよう、努力し続けなければと思った。(愛)