媚びを売っていた私へ – イオWeb

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媚びを売っていた私へ

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7件のフィードバック

  1. リヘラン より:

    共感できる内容でした。男尊女卑思想が根強い同胞社会に一石投じましたね。その勇気に賛辞を送ります!リエ、頑張ってね。

  2. riae より:

    ソンセンニム、お久しぶりです!
    呑気な学生が、社会に揉まれるうちにいつの間にか問題意識を持たざるを得なくなりました。笑
    少しでも一石を投じる内容になれば幸いです。
    コメント書き込んで下さりコマッスンミダ!

  3. 名無し より:

    色々な形体のハラスメントの話と捉えました。どこの社会や業界にも、少なからず存在しますよね。絶対にあってはならない事と云うのは大前提として、そういう人たちが一定数存在することを認識して、緊急感を持って、ある意味で警戒しながら人と接していく事だと思います。私の私見としては、同胞社会に対する期待・同胞社会に対する幻想・同胞社会に対する甘えの気持ちが、見え隠れしている気がします。そのような考えはキッパリ捨てたほうが良いと思います。同胞社会にだって女癖の悪い奴はいるし、同胞社会だって誠実ではない人はいるし、同胞社会だって相互扶助や同胞愛の無い人はいるし、同胞社会だって男尊女卑の封建的な人はいるし(むしろ同胞社会のほうが多いかも)。同胞社会が、特別でもなく、温かいわけでもなく、素晴らしいわけでもない。一旦、認識をリセットして、日本社会や他の業界とフラットに考えれば、日記に書かれている事柄は、そう珍しい事ではありません。むしろ、出版業界あるあるなのかもしれません。私は男ですが、社会人になりたての頃や若い時代には、様々な失敗や経験不足から、いま思えば恥ずかしい事をしたり人を傷つけたりしたかもしれないと思います。でもそうやって20代って過ぎていくものでしょう?それらを経験して、あなたは立派に30代になったという事です。男女問わず、人はみんなそんなモヤモヤを抱えて生きているのだと思いますよ。コロナ禍が終息したら、後輩たちとの飲み会の場で、いろんな事を伝えてあげてください。そういう意味では飲み会の存在意義はあると思いますね。

  4. riae より:

    ブログ公開後に一人の読者の方から、文章の後半に出てくる夫の言葉(「いつまでもそうやって覚えて恨み続けていたら自分が辛くない?」)について「夫、それじゃトーンポリシングになりかねないよ…」と懸念するコメントを頂きました。
    トーンポリシングという言葉は私も聞いたことがあって、「トーン(話し方)+ポリシング(取り締まり)」で、論点をすり替えたりずらすことで話し手の主張を矮小化したり議論を拒否する行為のことをいうようです。私はその方に、それこそ「私たちがよく受けることですよね」と返しましたが、まさにこちらのコメントもトーンポリシングだと感じてしまいました。
    私は自分が同胞社会に幻想を抱いていたとは思いません。いい人しかいないだなんて考えてもいません。さまざまな人がおり、その人ごとの感情があって、それがぶつかることもあるということは経験からも分かっています。
    また、レイプをはじめとした性加害を受けるかもしれないということに対する「緊張感を持って」「警戒しながら」人と接することはできますが(実際にそうしていますが)、突発的にぞんざいな態度をしてくる人と接する際の処世術も、常にこちらが率先して持たなければいけないのでしょうか。する側は何も学ぶ必要はなく、心のままに人と接すればいいのでしょうか。そもそも、緊張や警戒は女性だけに強いられることが多く、男性が学ぶという風潮はほとんどありません。そのことについて意識的に語られることもなかったと思います。

    >日記に書かれている事柄は、そう珍しい事ではありません。

    コメント主さんは冒頭で「色々な形体のハラスメントの話」「絶対にあってはならない事」と書かれていますが、仰る通りで、だからこそこうした事柄が「そう珍しい事では」ないことが問題ですし、私はたくさんの同じような経験をした人たちへの励ましと、無意識に加害をしてきた人たちへの注意喚起がしたくてこのブログを書きました。

    >いま思えば恥ずかしい事をしたり人を傷つけたりしたかもしれないと思います。でもそうやって20代って過ぎていくものでしょう?

    そうした20代を過ごしてきた方もこれまでたくさんいるかもしれませんが、社会の意識が向上すれば、「受ける必要のなかった傷」を受ける20代はもっと減るかもしれません。また、傷を受けなくても学べること、方法はたくさんあります。私は、下の世代には、属性によって不均衡・不必要にもたらされる傷を受けてほしくないです。

    長々と書いてしまいましたが、コメント主さんはコメント主さんの時代で、実際に受けてきたこと、経験してきたこと、見てきたものがあり、それをもとに励ましの意味も込めてアドバイス下さったのだと推察します。コメント下さりありがとうございました。

  5. riae より:

    >いま思えば恥ずかしい事をしたり人を傷つけたりしたかもしれないと思います。でもそうやって20代って過ぎていくものでしょう?

    に関して補足がありました。
    仰りたいことの意味を理解できます。初めて経験することも多いので、失敗を繰り返しながら学んでいくということ。
    一方で、(コメント主さんがダイレクトにそう主張しているわけではないということは知りつつ、文脈をお借りして伝えたいのは)若さは人を傷つけてもいいということの免罪符にはならないと思います。
    「20代」で括って一般化してしまうことは、自身が簡単に加害しうる立場にいるのだということに自覚的で、学ぼうとしている現代の20代(若い世代)の気持ちも削いでしまうことにつながると思います。
    仕方ないと考えるか、自覚的になり少しでも回避するか。意識ひとつで変わってくる部分もあると思います。

  6. 名無し より:

    トーンポリシングという言葉、はじめて聞きました。これから、人と接していく際には、頭のすみに置いておきたいと思います。私が言いたかった事は、経験をして、それが成功しようが失敗しようが、結果的に人を傷つける事があるかもしれないが、そこからでしか学べない事って多いよねって事を言いたかったのです。もちろん、成功するに越した事はないし、また、人を傷つけずに学びを得ることが出来れば良いとは思います。最初から、好んで失敗したり人を傷つける事で学びを得たいなんて思ってる人はいないと思います。日記の中の、ホテルに誘ったエロオヤジ然り、下ネタ連発のゲス野郎然り、長い時を重ねた今となっては、反省の上の経験として、また教訓として、本人たちの心に刻まれていると思いますし、そう信じたいと思います。ただ、先程おっしゃってましたが、ハラスメントは度を越すと性犯罪に発展する可能性があるので、ハラスメントが絶対にあってはならないという考えは確固たるものとしてあるのですが、どうしたら防げるのかという視点が足りなかったのかなと思います。私は、ハラスメントも含めて、加害側も被害側も、経験からでしか学べないのではないかと考えていた節があったのかなと。この認識は、改めないといけないなと猛省しました、今の時代の認識ではありませんね。では、どうしたらハラスメントを防げるのか?私には、申し訳ないがその答えを持ち合わせてないのが現状です。ただ、啓発や教育によって、少しでも防げるのあれば、そこに期待したいと思います。私が、あなたの日記で考えさせられたように、もっと「考えさせられる」人が増えていけば、少しずつかもしれませんが社会も変わっていくかもしれませんね。例えば、あなたが全国の朝高をまわってハラスメントに関する講演をするとか、編集部においてハラスメントの実態調査をしてイオの記事にしてもいいかもしれません。最後に、ほとんどの人は、ハラスメントは絶対にありえないと思っているし、あってはいけないと思ってはいるのですが、どうしたら防げるのかの具体的な方策が分からないのだと思います。なので現状は、経験から学ぶ事になってしまっているし、教育が無いので、後になってからあれはハラスメントだったのだと、加害側も被害側も気付く事もありますよね。これからも、この問題、考え続けていきたいと思います。返信ありがとうございました。

  7. riae より:

    仰りたかったこと、改めて理解しました。
    「どうしたら防げるのかという視点が足りなかったのかなと思います」「加害側も被害側も、経験からでしか学べないのではないかと考えていた節があったのかなと。この認識は、改めないといけないなと猛省しました」、こういう気づきを得られたということ、すごいことだと思います。トーンポリシングという言葉の説明含め、返信の内容をゆっくり読んで下さりありがとうございました。
    私は、このブログを公開したあとに寄せられた別の方からのコメントに触れて、改めて伊藤詩織さん(性暴力被害を受けた当事者の方)の本を買いました。被害者側にとって、経験を通して学ぶということは直接的に心と身体に傷を受けることになってしまう(レイプに限らず、性的に消費されたり、女性という属性だけで侮られたり、脅されたりすることも、しっかり心に傷として残ることです…)ので、加害者と同列には語ることができませんし、だからこそ問題を未然に防ぐために皆が学んだり行動しないといけないのだと考えています。考えるための実例は、新たに失敗を重ねずともすでにたくさんの、起きてしまった被害の上にあると思います。
    仰る通り、啓発や教育を通して、問題について知り、考える人が増えることで確実に身近な空間から社会へと変化があらわれていくと思います。「どうしたら防げるのかの具体的な方策が分からない」ともありましたが、どこにアクセスしたらいいか分からない、誰にどう聞いたらいいか分からない、という方は実際に多いのかもしれませんね。だからこそイオをはじめとする同胞メディアで、本当にもっとこうしたことが普通に語られるといいですよね。宣伝になりますが(笑)、来年度のイオで「言わせてもらっていいですか!EX」という連載がカラー1pで新たに始まるので、そうしたものも参考にして下さるとうれしいです。同胞社会の中にある性別役割分担のほか、セクハラ、マタハラ、障害、学歴、結婚の有無、年齢差別など、日常に潜む偏見の言葉・態度、固定観念に対して広く問題提起する筆者月替わりのエッセイです。
    今回、こうしてやり取りしてみて、また丁寧なお返事も受け取りながら、コメント欄でこうした疑問や意見、発見をシェアして下さったこともとても意義のあることだと感じました。コマッスムニダ!

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