人生3回目となる“やらかし”
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久しぶりに“やらかし”た。人生3回目となる財布を紛失。
1回目は中学生の頃、2回目は大学生の頃、そして3回目が今週の月曜日だ。
私はその日、会社がある会館の門の解錠、玄関の掃除、ごみ捨てなどを担当する日だった。
月曜は資源ごみの日だったので、回収される8時前に会社に出向いた。
すべての作業が終わったらコンビニでコーヒーを買いに行こうと、財布をダウンジャケットのポケットに入れ、会館の玄関を一所懸命ほうきで掃いた。そしてその後、どこかで財布をなくす。
このことに気付いたのはコンビニのレジ前だ。
顔面蒼白、慌てて元いた場所に戻って探すもどこにも見当たらない。
とりあえず近くの交番へ行き、紛失届を提出、カード類もすべて停止してもらった。
よりにもよって何で締切日に落とすかね!?
自分に腹が立ったが、交番に届けてくれる善良な市民に期待するしかない。
いろんな意味で気が気じゃないが、仕事に集中しよう。
…………
その日は何とか無事に校了し、一息ついた頃にもう一度警察署に電話をかけると、同姓同名の落とし物があるとのこと。
財布は交番に届けられていた!
幸運にも現金などは何も取られておらず、無事に手元に戻ってきた。今の財布をこんなに愛おしく思えたのは初めてだ。
余談だが、数年前に自身も路上で財布を拾い、交番に届けたことがあった。
その時は必要書類を書いている途中で、偶然にも持ち主がやってきて事なきを得た。
あの時の持ち主の焦りようと財布が見つかった時の安堵した姿を思い返すと、痛いほど共感した。
それと同時に、過去に徳を積んでおいてよかったと心底思った。
…………
それにしても、スマホや財布を落とした時の精神的ダメージはすさまじい。
悪用されたら…見つからなかったら…。さまざまな思いがよぎる。
おまけに、自分を証明するものが郵便物や名刺くらいしかなく、なんとも心細い。
こんな思いは二度と味わいたくない。
以後、十分に気を付けよう。(麗)