vol.12 勝訴判決で社会を変える ―フジ住宅訴訟、その闘いは続く
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東証プライムの大手不動産会社「フジ住宅」(本社・大阪府岸和田市)で、「社員教育」として行われてきた嫌韓嫌中本やヘイトブログのコピー配布、育鵬社教科書の採択運動への動員などに対し、同社のパート職員で、在日韓国人三世の女性(50代)が、主導してきた今井光郎会長と同社に3300万円の損害賠償を求めた「ヘイトハラスメント裁判」。本欄でも幾度か書いたこの法的応戦に対し、最高裁小法廷は原告勝訴の大阪高裁判決を全員一致で支持、2022年9月8日、フジ住宅側の上告を棄却した。同年11月26日、大阪市生野区で報告集会があった。
支援者を前に、挨拶に立った「元」原告はこう切り出した。「これ以上悪くなることはないとの思いで(裁判を)はじめて、その中で色んな人と出会えて、支援して頂く中で、裁判の意味が深まっていった。7年間、辛い期間だったけど、その意味では良かった」。区切りを迎えた安堵と達成感、そして今も続く緊張が伝わった…。(続きは月刊イオ2023年1月号に掲載)
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