朝鮮学校の卒業式に参席して
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先日、我が子が通う朝鮮初中級学校で卒業式が執り行われました。
私は姪っ子たちが、そして同僚のお子さんも卒業するということで、卒業生の親ではないけれど参加してきました。
大人になってからの朝鮮学校の卒業式参席。
大人の立場になってからの参観は、涙なしでは見ることができない卒業式でした。
なによりも感動したのが卒業公演。
卒業する学生たちが共に過ごしてきた友達だけでなく、在校生、そして学校のすべての先生ひとりひとりに言及してお礼を伝えていました。
生徒の横にあるテレビ画面には、先生一人ひとりが映し出され、生徒たちが涙ながらに朝鮮語で語っていく。
生徒の横にあるテレビ画面には、先生一人ひとりが映し出され、生徒たちが涙ながらに朝鮮語で語っていく。
朝鮮学校に初めて足を踏み入れた、入学式の頃の写真も映しだしながら、大変ながらも朝鮮学校に通わせてくれた親御さんたちにも感謝を述べていました。
今回卒業する姪っ子と同僚のお子さんは、母親のお腹の中にいた頃から知っているので、その子たちが無事ウリハッキョの中級部の工程を卒業したということにイモ(おばさん)としても感慨深く、胸がいっぱいになりました。
(自分の子はまだまだ小さいけれど、我が子がこんなに立派に朝鮮語で感謝を伝えられるようになったら、号泣してカメラ回せないや、と思いました。。)
また、日本人有志の方々の会の方たちは、今回地域の名産品で作った手作りの花章を中学卒業生たちに贈ったそうで、ひときわ素敵な花章が晴れ姿をより際立たせていました。
お祝いのメッセージも伝えてくださっていました。
地域の支部委員長、アボジ会、オモニ会、そして日本人有志の方々までお祝いに駆けつけてくださったのをみて、朝鮮学校は本当にたくさんの人々の支えがあってここにあるのだなと実感しました。
お祝いのメッセージも伝えてくださっていました。
地域の支部委員長、アボジ会、オモニ会、そして日本人有志の方々までお祝いに駆けつけてくださったのをみて、朝鮮学校は本当にたくさんの人々の支えがあってここにあるのだなと実感しました。
慣れ親しんだ校舎をバックに記念写真を笑顔で撮る卒業生たちは、文字通り、光り輝いていました。
同僚のオンニが卒業生の女の子全員に手作りでリボンを制作したそうで、チマチョゴリに映えるリボンを皆でつけていて、すごく可愛らしかったです。
この日本の地で、チマチョゴリ、学生服を着ながら、笑顔で写真に収まる生徒たちをまた見れることに胸がいっぱいになり、朝鮮学校をこれからも失くすことなく、守っていきたい気持ちが改めて沸き起こりました。
卒業生たちが個々人で思い描く道を選択し、それぞれの道を歩むことになろうとも、朝鮮学校で勉強し過ごしたことは人生を生きるうえで、根幹になっていくと思います。
泣き、笑い、友人たちと笑顔で写真におさまる卒業生たちを見て、朝鮮学校、ウリハッキョは本当に素晴らしい場所だなと…心が動かされた1日でした。(愛)