vol.16 「分かって欲しい…」 人倫の底を抜いた「徴用工合意」
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この国はまたしても人倫の底を抜いた。徴用工問題について、岸田自公政権が韓国政権と交わした「合意」のことだ。韓国大法院判決で勝訴した3訴訟の生存原告全員が拒否を表明した破廉恥な談合は、1965年協定、「慰安婦」合意の繰り返し。更なる罪の上塗りでしかない。
3件の一つ「日本製鉄訴訟」の原告で、唯一の生存者、李春植さん(1924年生)を韓国・光州の自宅に訪ねたのは2020年2月、安倍晋三らが判決履行への常軌を逸した妨害を重ねる最中だった。
市営住宅の六畳間。ベッドから身を起こすと、彼は「フーッ」と息を吐き切った。箪笥の上には徳用サイズの眞露がある。市の宅配弁当をアテに焼酎を啜るのが唯一の愉しみという。「生きているうちに、安倍が私に謝罪しないといけない、『申し訳なかった』と言わなければいけないのに……」。疲れた表情でこう語ると、日本語でボソっと言った、「おもしろくない」…
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