久しぶりの山口出張
広告
一昨日、昨日と1泊2日で山口県山口市に出張した。
山口県出張もずいぶん久しぶり。5~6年前に下関を訪れたのが最後か。山口出張と言えば、行先は下関がメインで、ほかの場所を訪れたのは7~8年前に宇部を1回訪れたくらい。今回の目的地は新山口駅周辺。新山口駅は、前述の宇部出張の際に電車の乗り継ぎで利用したきりで、駅を降りたのは今回が初めてだった。
…
いや、そうじゃない。昔、一度だけ降りたことがあった。26年前の冬。当時、新山口駅が小郡駅と呼ばれていたころ。大学の冬休みの間に、ここが地元の同級生を訪ねて食事をしたことがある。当時は、夏休みや冬休みになると山口県岩国市にある父方の実家で過ごすのが恒例だった。そのときも、冬休みに岩国に遊びに行ったのだが、どうせならそこから電車で少し足を延ばして、「飯でも一緒に食べようや」という流れになったのだと思う。「少し足を延ばして」というが、東西に長い山口県は、広島側に近い最東部の岩国から中部にある山口市までは新幹線で30分ほどかかる距離。決して近くはないが、大学生のころはフットワークも軽く、自由になる時間もお金も今よりはるかに多かった。
あの時、どんなお店に入って何を食べたのか、何を話したのか、駅周辺のようすはどうだったのか、ほとんど記憶にないが、年の瀬も押し迫った時期だったので、駅前がしんと静まり返っていたことだけはかすかに覚えている。
…
東京から新山口までは新幹線のぞみで乗り換えなしで4時間半弱。
高速で通り過ぎる車窓越しの景色を眺めながら、しばし昔の思い出に浸った。
今回の出張では、朝銀西信用組合新山口支店開設の行事に参加し、同信組理事長をインタビューした。インタビューは本誌12月号に掲載予定だ。(相)