vol.2 料理をするとき、食べるとき
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①魚を下ごしらえするとき
물고기는 깨끗이 손질해야지 비린내를 없앨수 있어.
【日本語訳】魚はきれいに下ごしらえしないと、生臭さが消えないよ。
②野菜を下ごしらえするとき
무우는 껍질을 벗기고 큼직큼직하게 잘라놔. 파는 송송 썰고.
【日本語訳】大根は皮をむいて、大きめに切っておいて。ネギは小口に刻んで。
③料理しながら油がはねたとき
앗, 따갑다, 기름이 튄다야!
【日本語訳】あちっ、油がはねた!
④(対話)焦げた臭いがするとき
A:엄마,부엌에서 단내가 나.
B:어마, 내 정신 좀 봐.
【日本語訳】A:オンマ、キッチンから焦げた臭いがする。B:あら、いけない。
⑤味を整えるとき
국이 좀 싱겁지 않아? 소금 좀 넣으라마.
【日本語訳】スープの味が少し薄いんじゃない? 塩ちょっと足して。
⑥(対話)味見するとき
A:고기가 먹음직해.
B:맛 좀 볼래? 싱싱한 부루로 쌈싸줄게.
【日本語訳】A:肉がおいしそう。 B:ちょっと味見してみる? 新鮮なサンチュで包んであげる。
자르다(切る)と썰다(刻む)の違い、わかりますか?
①料理は食材の下ごしらえから。「食材」は「음식감、음식재료」。「식재」とは言わないので注意が必要。「손질」は野菜や肉、魚などの「手入れ。手さばき、下ごしらえ」という意味。
②「자르다」は包丁やハサミなどで「切る」という意味。例えば、「麺を食べやすい大きさに切る」は「면을 먹기 좋게 가위로 자르다」のように使います。「썰다」は「刻む、細かく切る」という意味。「송송 썰다」で「素早く、細く刻む」。
③「따갑다」は「非常に熱い」という意味です。「튀다」は「はねる、飛び散る」。「옷에 김치국물이 튀였다」(服にキムチの汁がはねた)のように使います。「油を引く」は「기름을 두다」、「油で揚げる」は「기름에 튀기다」と言います。
④「단내가 나다」は「焦げ臭い」 。「肉が焼ける」は「고기가 타다(肉が焦げる)」ではなく、「고기가 익다」と言います。お間違えなく! 「내 정신 좀 봐」はうっかりして大事なことを忘れたことに気づいた時によく使う表現です。
⑤「(味が)薄い」は「싱겁다」。「밍밍하다,슴슴하다」もよく使います。「塩をかける」は「소금을 치다」。
⑥「맛있겠다야」も「おいしそうだ」の意味でよく使います。「맛있다」に推測を表す「-겠」(〜(し)そうだ)、強調を表す「-야」がついて「おいしそうだ」という意味になります。北では「상추」(サンチュ)を「부루」と言います。「쌈」はご飯やサンチュ、海苔などで包んだ食べ物です。包めるものがあれば何でも「싸서 먹는 쌈문화」は朝鮮の食文化の特徴ですよね。
筆者:孟福実●朝鮮大学校教育学部教授