勝ったほうがパリ五輪出場へ―女子サッカー朝・日戦、いよいよ今夜、国立競技場で
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パリ五輪出場をかけた女子サッカーアジア最終予選、朝鮮民主主義人民共和国対日本の第2戦がいよいよ本日18時半すぎより東京の国立競技場で行われる。
24日にサウジアラビアのジッダで行われた第1戦は0-0の引き分け。2戦合計スコアで上回った方がパリ五輪出場権を獲得する。第1戦が引き分けで終わったため、今日のゲームの勝者がパリ行きの切符をつかむ。試合時間90分を終えて同点の場合は前後半15分ずつの延長戦を行い、それでも決着がつかなければPK戦となる。
ジッダでの激闘を終えた朝鮮女子代表チームは25日夜、航空機で羽田空港に到着した。サッカー朝鮮女子代表チームの来日は2017年12月のE−1選手権以来、約7年ぶり。
総聯活動家、スポーツ関係者、地域同胞ら200人が選手らを歓迎した。
手続きを終えた一行が到着ロビーに姿を見せたのは、日付が変わる頃。長旅の疲れは見えたものの、同胞たちの熱烈な歓迎に笑顔で応えていた。
朝鮮女子代表は翌26日、西が丘で非公開の練習を行ったのに続き、昨夕には試合会場である国立競技場で公式練習を行った。練習に先立って、リ・ユイル監督が第2戦の前日記者会見を行った。リ監督は翌日のゲームに向けた意気込みを次のように語った。
「若い選手が非常に多く、来たことのない異国ということもあり、不安な気持ちもあったが、同胞たちが空港で熱烈に歓迎してくれて本当にうれしかった。明日はさらに3000人の同胞たちが応援してくれるというので、アウェーでなくホームで試合をするような、自分の家に帰ってきたような気持ちになっている。同胞たちの応援と温かい歓迎に応えるには、試合でベストを尽くし、良い結果を出すことだと思う。明日の試合では同胞たちの気持ちまで合わせて、ベストを尽くしたい」
今日の試合には3000人規模の大応援団が朝鮮代表チームの応援にかけつけるとみられる。応援団が陣取るアウェーのゴール裏のチケットは今からでも購入可能。国立競技場の朝鮮民主主義人民共和国サポーター受付で当日券を販売している(大人3500円 学生無料)。
前回の対戦(昨年9月の杭州アジア大会)で、朝鮮は1-4で日本に敗れている。勝ったほうが今年のパリ五輪出場権を獲得するという激闘必至の大一番。イオ編集部も取材チームを組んで現地へ向かいます。(相)