子どもを真ん中に考える@愛知中高取材後記
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3月初旬、前から温めていたテーマを取材をしたく、愛知朝鮮中高級学校(愛知県豊明市、金貴東校長)を訪れた。
昨23年に新校舎が建設された愛知中高。隣の敷地には名古屋朝鮮初級学校(22年3月に竣工)もあり、前から一度訪れてみたいと思っていた。
愛知中高の新校舎は陽が良く入る開放的な空間。
愛知中高の旧校舎と言えば、吹き抜けのモダンな建築で好きだったが、
新校舎はサイズもコンパクトになり、まったく新しい建物との印象を受けた。
図書コーナーの選書もセンスが光り、今春、プロ女子サッカーリーグに入団した双子の金香那、香姫さんがサッカーをする姿を見て、興奮してしまった。笑
同校を訪れたきっかけは、朝鮮学校の特別支援教育に携わっているある先生の一言だった。
「一度見に来てください―」。先生は知人の学校選択において大きな決断を促してくれた人だ。
子どもは誰しも育つ過程において、デコボコがあり、私自身も子育ての過程で悩みを抱えたことがあった。トンネルの中を歩いているような先が見えない、見通せなかった時、「こう考えてみたら?」「こういう方法もあるよ!」と魔法の言葉をかけてくれた人たちに救われてきた。
子どもをどう育てるか―。
一人ひとりの特徴、成長、発達をどう捉え、その子の幸せをどう考えるか―。
一つとして同じ答えはなく、「違い」を見つめ、子どもを中心に大人の輪、子どもの輪を作っていくことがどれほど大切かを今回の取材を通じて痛感した。
子どものサインを見逃さないことが、またとない成長のチャンスになることも、自身、痛い思いをしながら学んできたし、今も道半ばだ。そして今回の丸二日の取材を通じて、「育ち」を見つめる丁寧なプロセスを見ることができ、いい時間を過ごした。
引き続き、取材を重ねながら何かの形にまとめられたらと思う。
愛知中高は母の母校でもあり、3年前に大学同期の先輩が校長に就任!
20代に頃にお世話になった方が学校運営に携わっていることもあり、早く見てみたい、会って話したいと思っていた場所だった。
食堂でいただいた食事も絶品でした。
取材にご協力いただいたすべての方々に感謝します。(瑛)