先取りの先取り
広告
"同じ新報社の記者とはいえ、新聞と雑誌では何もかもが違う!!!"
…
などとつらつら綴った昨年3月末のブログ。
早いものでイオ編集部に異動してきて2回目の春が過ぎ、梅雨を目前にしている。
思い返す暇もないほど時は高速に過ぎていったし、その時の中であり得ないほど濃密な経験を積ませてもらった。
ひとえに現場の同胞たちに支えられてきたと思う。
この場をお借りして고맙습니다.(ありがとうございます)。
振り返りの文章でもなんでもないので細かな内容は割愛するが、忘れないうちに、さまざまな「現場雑感」はどこかに記しておきたいと思っている。
さて、月刊誌の制作は「先取りの先取り」で、2か月以上先の計画を立て、取材と執筆に取り組んでいく。企画が命。一方で毎日やってくる締切にその日その日で勝負をかける新聞記者の仕事(もちろん企画もの取材もあるが)。この「ルーティーンの変化」が冒頭にもある「何もかも違う」一番の要因なのだと思う。
(よく新聞の仕事と雑誌の仕事とどちらが忙しいかと聞かれる時があるが、そもそも全く別物だと思っている。決して同じ天秤にかけて語れるものではなく、比べられないというのが今の所の結論だ)
そのような感じで、5月の今は、7月号を作っている。
次号の特集テーマは「ファインダーからの世界」(タイトルは仮)。
写真に特化した企画だ。
“風景、人、モノなどの被写体をファインダーからのぞくと、そこには撮影者しか見られない風景があるーー(趣旨文より)"
プロとして活躍している写真家の方や、写真愛好家の方に協力いただきながら取材を進めている。
今回の取材を通して、自身の撮影スキル向上にも繋げていければと思って少しワクワクしている。
毎月変わる特集にさまざまなテーマを扱った読み応えある連載、その他読みものも。
本誌一冊一冊は、編集部そして取材現場の思いがこもった賜物だ。
現在好評発売中の6月号はもちろん、これからのイオも楽しんでいただけると幸いだ。