虐殺から101年を迎え美術展を、クラウドファンディング実施中
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今年は関東大震災朝鮮人虐殺から101年を迎える。100年が経った今でも、日本政府は虐殺の事実を隠蔽、否定し続けている中、市井の力で真相を究明し、追悼、記憶しようと市民団体や有志たちが活動している。
千葉県では昨年9月、朝・日のアーティストや市民らが集まり、「関東大震災朝鮮人虐殺から100年を迎えて千葉県の美術シーンを再考しそのあり方を模索するプロジェクト」を発足した。愛称(通称)は、「百美+」(ひゃくび)。
今年8月末に千葉市美術館で行う展示に向けて発足以降、学習会やフィールドワーク、ワークショップなどを継続的に行ってきた。
「百美+」はプロジェクトの目的に以下の3つを上げる。
①関東大震災時の朝鮮人虐殺の根本・背景・歴史を風化させず伝承し声をあげ、犠牲者への追悼を行うこと。
②朝鮮人虐殺問題に向き合わない公的機関および美術シーンに対するアンチテーゼとして、FWや学習会などを含む美術活動を行うこと。
③千葉県内の若い作り手(創作意欲のある市民)たちを中心に、関心層をひろげること。
そして現在、8月末に開催予定の美術展「関東大震災から101年—人災の記憶を未来に伝える—」の実現に向けて、クラウドファンディングを実施している。目標額の50万円に対して39%を達成しており、44人の支援者が集まっている(13日10時現在)。
クラウドファンディングへの参加や詳細はこちらから。これまでの活動は公式Instagram(@hyakubi.chiba)からご覧ください。(哲)