ムジゲ会全国交流会、10年ぶり開催!/9月21日~23日、東京にて
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障がいのある子どもを育てる同胞家族のネットワークとして1995年に発足したムジゲ会。来年の発足30周年に先立ち、ムジゲ会全国交流会が9月21日から23日にかけて東京の国立オリンピック青少年総合センター(渋谷区)で行われる。全国交流会の開催は10年ぶりだ。
1日目には、全体交流会と懇親会、2日目には、ボランティアたちとのレクリエーションとリレートーク「同胞社会の中で子どもを育てたい~同胞家族の経験談~進学、就労、親なき後のことを共に考える」を予定している。リレートークは、一般参加もできるオープンな企画として、「障がいを持つ子たちを同胞社会がどのように受け入れてくれるのか」という問いを投げかける内容にもなっている。
参加対象は、各地ムジゲ会会員および同胞障がい者とその家族。また期間中、同胞障がい者たちをサポートするボランティアも募集している。前回は朝大生、朝青、留学同や同胞の介護専門家、教員など約60人のボランティアが参加した。今回、ボランティア責任者を務める金淳花さん(同胞障がい者サークル「Tutti」責任者)は、「参加したボランティアたちが各地のムジゲ会などで障害のある子たちと交流する場をつくる機会になればいい」と希望を語った。
ムジゲ会の申桃順会長(61)は、「今回の交流会を、障がいのある子を育てる同胞家族同士の親睦を深め、世代を継いで引き続き同胞障がい者たちの居場所をつくっていく機会にしたい」と意気込む。
今回の交流会のテーマは「やさしく包み込むトンポトンネ(地域同胞社会)に―子ども・家族つながり合おう!」。申会長はムジゲ会の成果として、「ムジゲ会がなくとも同胞社会の中で障がいのある子たちが受け入れられるようになったこと」をあげながら、「それでも現状として、まだ取り残されている感は否めない。『障がいのある子たちが同胞社会の中にこんなにいるので、取りこぼさないで』ということを訴えたい」と話した。(康哲誠)
日時:9月21日(土) 集合14:00~23日(月) 解散10:30
場所:国立オリンピック青少年総合センター センター棟(小田急電鉄 参宮橋駅徒歩7分)
参加対象:各地ムジゲ会会員および同胞障がい者とその家族
参加費:全日参加(大人15000円、小学生以下10000円)、1泊参加(大人10000円、小学生以下5000円)、宿泊なし(大人3000円、小学生以下無料) ※障害者無料、申込みはQRコードから。
ボランティア申請:QRコードから。※途中参加も大歓迎
問合せ:【Tel】03-3221-5918/【Email】mujige2024@gmail.com (事務局)