雨と頭痛と思索と
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かち割れそうな頭痛で目を覚ました。
風邪っぽさもない。前日はいたって健全に過ごしたし、お酒を飲んだわけでもない。強いて言えば最近ハマっている海外ドラマの鑑賞のためNetflixに食らいついていたくらい。とはいえ夜中まで見ていたわけでもないし、むしろ普段より早く床についた。
窓の外の雨の音ですぐに察した。気圧だ。
気圧予報アプリをダウンロードしてはや7年ほどが経つ。
ちなみに使っているのは、気象予報士が開発した「頭痛ーる」というもの。入社当初からよくしてもらっていた新報社の先輩から教えてもらったのだが、気圧の変化による体調不良が起こりそうな時間帯の確認や、痛み・服薬記録ができるという画期的なアプリだと思っている。
頭痛の「予想」のために利用しているというよりは、謎の頭痛の「答え合わせ」に活用している。今朝のような頭痛のときは必ずといっていいほど、真っ赤な爆弾や「注意」マークが出ている。
最初は気圧の影響で体調不良だなんてどういうこと!?と思っていたが、よく考えてみれば影響を受けて当たり前だ。こちらの解説が分かりやすい。
人間を含めて、あらゆる物体は常に全方位からの気圧の影響を受けています。では、人間の体は何でつぶれないの?ということになると思いますが、それは受けている気圧と同じ力で体の内部から押し返して、気圧を打消し合っているからです。
…
高い山の上では気圧が下がり、外から押す力が弱まります。ポテトチップスは地上で袋詰めされているため、中から押し返す力は変わりませんので、ポテトチップスの袋は膨らむということになります。
人間の体も、知らぬうちにポテトチップスの袋と同じように日々の気圧の変化の影響を受けています。(「頭痛ーる」より)
ちなみに、人間は内耳という耳の奥にある器官で気圧の変化を感じ取り、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えているんだとか。
※数年前の写真だが、雨の日の猫カフェで。猫たちも気圧にやられ床やソファでベッチャリしていた。
誰が作った言葉なのか分からないが、「身体が資本」とは本当によくできた言葉だと思う。
完璧な人間などいないし、誰だって弱いところがある。
言葉だけでなく実践をもって、心身とも健やかに働ける集団づくり・職場づくりが求められている今日この頃だと、濃いめのコーヒーをすすりながらしみじみと実感したのだった。
(鳳)