【特別企画】崔承喜生誕100年 世界に舞った朝鮮の舞姫
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- 崔承喜のデビュー作「セレナーデ」。1927年にソウルで初舞台を踏んだ(写真左)/「薩埵菩薩」。菩薩に材をとった踊りは手で印を結ぶ彫刻的な舞踊美が表現された(写真中央)/1941年のパンフレットから。海外公演を終え「世界の舞姫」と銘打たれている(写真右)
朝鮮の舞踊家・崔承喜(1911-69)は1930年代から朝鮮や日本で絶大な人気を誇り、当時例のない世界公演を実現したスターだった。崔は日本の植民地下、朝鮮が世界地図から消え、民族文化の抹殺が刻々と進められた時代に流星のごとく現れた人々の希望だった。…

家族水入らずの時間。長女の安聖姫、夫の安漠とともに(日本)
同胞社会と崔承喜
民族文化を守る意味、教えつづけ

石井漠研究所にて。後列左から2人目が任秋子さん(1950年代、写真提供も)
崔承喜生誕100年に際し、日本でも各地で多彩な催しが開かれ、多くの同胞が崔の作品世界に触れその存在を再確認した。「任秋子民族舞踊団特別公演」(2011年12月5日、東京・北とぴあ)、「崔承喜生誕100年記念公演―朝鮮舞踊祭典」(12月4日、広島ALSOKホール)では、崔の代表作が上演され観客を魅了した。また、12月21日に開催される「崔承喜讃フェスティバル」(東京・文京シビックホール)では、崔が朝鮮に帰国したあとに制作されたフィルムが初公開される予定だ。

同胞社会で踊り継がれている崔の代表作の一つ「荒波を越えて」。「済州島4・3事件」に衝撃を受けた崔が、困難を越えながら目的を目指す人間の姿を映した。2010年金剛山歌劇団公演「朝鮮舞踊の緋緞道」から(写真提供・朝鮮新報)
平壌で生誕100年記念行事
「沙道城の物語」が再演、崔承喜チュムチェの再教育も

国立民族芸術団によって56年ぶりに再演された舞踊劇「沙道城の物語」(撮影:朝鮮新報・文光善)
平壌では崔承喜の生誕100年を記念する行事が2011年11月24~26日に行われ、崔承喜が創作した舞踊劇や基本動作が再演された。朝鮮では近年、民族性を生かす方途の一つとして「崔承喜チュムチェ(춤체)」を生かすための再教育が進んでいるという。

崔承喜舞踊研究所1期生たち。崔承喜は2列目の右から5番目
INTERVIEW
「舞踊への情熱、普通ではなかった」
弟子が見た崔承喜
洪貞花さん(人民俳優)
14歳の頃から崔承喜の指導を受けた、朝鮮の舞踊家・洪貞花さん(人民俳優、朝鮮舞踊家同盟中央委員会書記長)が朝鮮新報のインタビューに応じ、恩師の思い出を振り返った。