長生炭鉱の第2次クラファンと特番
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日本による植民地支配の結果、渡日してきた朝鮮半島出身者136人(うち5人は北部に本籍地)を含む183人が犠牲となった山口県宇部市の長生炭鉱水没事故(1942年2月3日)。
犠牲者の遺骨は今も冷たい海底で眠る中、一刻も早く遺骨を遺族の元に返そうと地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は長年閉ざされていた坑口を開け(9月25日)、潜水調査に乗り出している。日本政府がやらないのなら市民の力で、と活発に活動する「刻む会」が、遺骨返還のための第2次クラウドファンディングを12月10日にスタートする。以下、「刻む会」のHPから引用する。
第1次クラウドファンディングでは1200万円(郵貯口座への入金を含む)が集まり、2024年9月坑口を開口し、10月26日国内外からご遺族20名を招いてマスコミ含め250名の参加で坑口前にて犠牲者への追悼を行いました。
10月30日に開いた坑道の潜水調査が行われました。200m潜水し、遺骨調査が可能であることが確認されました。坑口を開けたことによる新たな課題として、潜水調査を持続するための坑道入口の補強工事に400万円、遺骨発掘後のDNA鑑定・遺骨返還事業に200万円、合わせて600万円が2025年の遺骨返還の予算として必要となっています。
第2次クラウドファンディングを12月10日から2月15日までの2か月間実施します。ご協力お願いいたします。
※クラファンに関する詳細は、「刻む会」のHPから。
また、日テレ(山口はKRY)では、長生炭鉱の特集番組・NNNドキュメント「アボジが眠る海」が放送される。こちらも要チェックだ。
N N Nドキュメント’24「アボジが眠る海」
日時:12月15日(日) 0:55~1:50
放送エリア:地上波日本テレビ系 30局
制作:KRY山口放送
プロデューサー/ディレクター:佐々木聰(KRY山口放送)
※その他放送予定
・BS日テレ、12月22日(日) 8:00~8:55
・CS N N N24、5:00~5:55/0:00~0:55
ブログでも誌面でも何度でも強調する。今こそ日本政府の対応が求められている。(哲)