東京中高美術部部展「流転」に行ってきた
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月曜日(1月27日)から始まった東京朝鮮中高級学校美術部の部展「流転」の初日に行ってきました。場所は東京のJR池袋駅からすぐのオレンジギャラリー。部展は今回で第19回を数えます。
今回の部展に参加したアーティストは全部で36人。部員(12人)だけでなく日本人やさまざまなルーツを持つ人たちが参加しているそうです。
毎年、部展は今回の「流転」のように、タイトルというかテーマが生徒たち自身で決められています。
パンフレットに掲載されていた部長の申鮮鎬さんの挨拶文を少し紹介します。
「私たちの周りには、さまざまな形で「流転」が存在しています。…生と死、始まりと終わり、そして再生といった輪廻的な考え方や、時間とともに移ろう感情や価値観など、あらゆるものが流転のサイクルの中にあります。
アーティストそれぞれの視点で「流転」を考え自由に解釈し、変化するものの美しさや循環の中で生まれる新たな価値観など、さまざまな表現が交差する展示にします」
展示された作品は約50点。絵画だけでなく映像や立体作品、写真など、また童画やイラスト、精密画など、バラエティーあふれる美術に触れることができました。
愛知県の名古屋朝鮮初級学校のキム・リャンジェさん(6年)の「イルカ」という作品も展示されていました。小さいときにイルカショーを見て、それ以後、イルカの絵をたくさん描いてきたそうです。初日わざわざ、親と一緒に愛知から会場に来ており少し話を聞くことができました。
部展「流転」は2月2日の日曜日まで開催されます。11時から19時(最終日は16時まで)。最終日の2日13時半からアーティストトークが開かれます。
また、部展成功のためにクラウドファンディングを行っています。目標は60万円。ご協力お願いします。(k)