vol.29 自己を正当化する「魔法の杖」マスク不支給、問題の根っこにあるもの
「問いかけに応答する誠意と責任感」、「恥を恥として感じる感性」、「他者の痛みへの想像力」——。これらは人と人の関係、ひいては社会を成り立たせる大前提だが、人は得てして属性や所属、法的地位の違いなどで線を引き、これらを忘れ去ってしまう。さいた...
広告
「問いかけに応答する誠意と責任感」、「恥を恥として感じる感性」、「他者の痛みへの想像力」——。これらは人と人の関係、ひいては社会を成り立たせる大前提だが、人は得てして属性や所属、法的地位の違いなどで線を引き、これらを忘れ去ってしまう。さいた...
10、20代の若手選手たちによる185cm以下チーム 3月5~8日、千葉・館山運動公園体育館で行われた6人制混合バレーボール世界大会に、在日朝鮮人バレーボール協会の選手らで構成される在日同胞選抜チームが出場した。身長185cm以下の選手を対...
ちょうど40年前、5・18光州民衆抗争の「主戦場」となった旧全羅南道庁舎にほど近い住宅街、半地下6畳間のベッドにもたれて彼女は呟いた。「勝ったけど、謝罪も賠償もない……」。裁判に関する質問は、軒並みこの思いに収斂されていく。梁錦徳。大法院で...
レイシストによる京都朝鮮第一初級学校への攻撃が続いていた2010年2月、国連の人種差別撤廃委で、差別的動機に基づく犯罪「ヘイトクライム」への対処を求められた日本政府は、「差別的動機については量刑に反映している」と答えた。だが京都事件は執行猶...
日本の植民地支配時に強制労働を強いられた三菱重工挺身隊被害者を支援するため、2007年7月20日に始まった「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」(「支援する会」)の金曜行動が20年1月17日、500回目を迎えた。被害者への慰謝料...
九州朝鮮中高級学校のカヤグム併唱部は、1960年代末から在日本朝鮮人中央芸術祝典(現・在日朝鮮学生中央芸術競演大会)への参加をはじめ、70年には学生部門・高級学校の部で1位を受賞。以降、強豪として伝統を受け継いでいった。その“はじまり”を記...
「京都朝鮮学校襲撃事件」の法的応戦は、反差別運動に歴史を刻んだ。「徳島県教組襲撃事件」や、「ヘイトスピーチ裁判」など次の闘いの導線となり、日本司法初の「複合差別認定」や、民対民の差別事件における原告勝訴の流れを作った。京都の闘いは、いわば「...
広告