「沈黙」せず、表現者の自由守りたい/ニコン「慰安婦」写真展中止事件裁判 安世鴻さんが勝訴
2015年12月25日、「ニコン『慰安婦』写真展中止事件裁判」の判決言い渡しが行われ、原告である写真家・安世鴻さん(45)と弁護団、支援者らが東京地裁(霞ヶ関)を訪れた。提訴から3年となるこの日、裁判所は被告側の株式会社ニコンに不法行為があったとし、同社に対して110万円の賠償命令を下した。
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解放後、埼玉県下の各地にも国語講習所が設立された。しかし「学校閉鎖令」後は、長く日本の公立小学校での民族学級や課外授業といった形態で民族教育が続けられることになる。県内に正式な朝鮮学校が創立されたのは61年のことだ。67年、現在の場所に新校舎を竣工するまでを振り返ってみよう。
日本の歴史修正・歪曲の動きが止まらない。アジア諸国を侵略した過去の国家犯罪が厳然としてあるにもかかわらず、教科書から記述を消し、それらを伝え反省しようという碑や説明板などを撤去する動きが相次いでいる。今回の「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録を巡る動きも同じ脈絡にある。朝鮮人強制労働などの事実を覆い隠したまま登録しようという日本政府の動きに世界から非難が相次いだ。世界遺産に登録された施設を巡り日本の国家犯罪を明らかにするとともに、周辺に点在する慰霊碑などを紹介する。
在日本朝鮮人総聯合会(総聯)結成60周年在日同胞大祝祭が5月31日、東京朝鮮中高級学校と同校内にある東京朝鮮文化会館で盛大に開催された。晴天に恵まれたこの日、会場は関東地方を中心とする同胞ら1万7000人でにぎわった。
今回の大祝祭のテーマは「感謝、幸せ、同胞と子どもたちの輝かしい未来のために」。メインステージでの各種公演のほか、「同胞名店グルメストリート」「スポーツマダン(마당、場)」「オリニ(子ども)マダン」「同胞高齢者感謝マダン」など会場の各所でバラエティに富んだ企画が準備され、来場者を楽しませた。
来年、創立70周年を迎える千葉朝鮮初中級学校。閉鎖の憂き目にあい、「朝鮮学校、ぼろ学校」と蔑まれながらも63年に新校舎を建設し新たな門出を迎えるまでには、商工人や活動家、同胞たちの献身と情熱があった。
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