丹波マンガン記念館再開館~その歴史と再建の意義
日本植民地統治時代、朝鮮半島から強制連行され過酷な労働を強いられた朝鮮人労働者の歴史を伝える「丹波マンガン記念館」。同館は20年間、日本社会に加害の歴史を問いつづけてきたが、慢性的な財政難から2009年、閉館を余儀なくされた。それから2年。多くの人々の協力により再開館を果たした。同館の歴史と再建の軌跡をたどる。
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日本植民地統治時代、朝鮮半島から強制連行され過酷な労働を強いられた朝鮮人労働者の歴史を伝える「丹波マンガン記念館」。同館は20年間、日本社会に加害の歴史を問いつづけてきたが、慢性的な財政難から2009年、閉館を余儀なくされた。それから2年。多くの人々の協力により再開館を果たした。同館の歴史と再建の軌跡をたどる。
群馬鉄山や中島飛行機工場など、群馬県にも
多くの朝鮮人が強制連行され酷使され犠牲となった。
日本人市民らが犠牲者を追悼するため建てた碑を訪ね高崎市へと向かった。
金優綺さんへ
優綺さん、在日朝鮮人社会内の変化や在日朝鮮人問題を考える時、性差別、ジェンダーの視点が欠かせないという指摘に同感します。民族差別・階級差別・性差別という重層的な差別構造の底辺に置かれている在日朝鮮人女性の視点に立って、在日朝鮮人問題や運動のあり方を捉え直す作業の重要性を改めて考えさせられました。
日本一の観光都市と言えば京都。市内には多くの観光地が点在している。
伏見もそのひとつ。稲荷大社を中心に人気が高い。
当然ながら、ここも朝鮮と縁の深い場所だ。
京都在住の詩人、河津聖恵さんの詩集「ハッキョへの坂」が4月に出版された。表題作の「ハッキョへの坂」をはじめ20の作品が収録されている。「ハッキョへの坂」は、
「高校無償化」からの朝鮮高校排除の報道を受け綴った作品で、河津さんは昨年6月、日本人、朝鮮人の詩人に呼びかけ、「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」を発行している。河津さん自身に詩集と詩への思いをきいた。
いつも楽しみにしている往復書簡のコーナーで旧知の優綺さんと語り合えることを嬉しく思います。第3部のテーマは「21世紀、在日朝鮮人が直面している問題とは?」です。大きなテーマですが、とりあえず在日朝鮮人社会内の変化とその推移から問題を探ってみましょう。
高先生。パレスチナ人であるサイードもかつて同じようなことを言いましたね。「帝国主義に対する民族主義の抵抗は、その最良のときには、常に自己批判的であった」と。在日朝鮮人の抵抗の歴史もまた自己批判を繰り返し、時代の移り変わりや同胞社会の多様化により、さまざまに形を変えてきました。
高演義先生、お返事ありがとうございます。
先生のお手紙の最後にあった「どうして民族学校なのか」という問いは私自身幾度となく考えてきたことでもあります。
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