【特別企画】動き出した朝鮮半島
北南朝鮮は、平昌オリンピックを通じて「コリア・イズ・ワン」を世界にアピールし、
民族和解と平和構築への大きな一歩を踏み出そうとしている。
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朝鮮半島に鉄道が敷設されたのは19世紀末のことで、初の鉄道開通には大国の利害関係が絡んだ「紆余曲折があった」と書物は記す。1945年8月、日本の植民地支配を解かれた朝鮮半島北部では、晴れて市民のための鉄道建設が始まった。国際列車や平壌の地下鉄や路面電車を中心にその姿を紹介したい。
朝鮮民主主義人民共和国と米国とのし烈なつばぜり合いが続き、緊張の度合いを増す朝鮮半島関連のニュースが春先から連日メディアをにぎわせている。なぜ危機が繰り返されるのか、朝鮮半島情勢はどうなるのか、在日同胞への影響は―。今こそ、歴史的な経緯や構造を踏まえたうえで、ものごとを大局的かつ冷静にとらえる視点が必要ではないだろうか。「マスメディアのニュースだけではよくわからない」―そんな読者の声に応え、朝鮮半島情勢の今とこれからについて解説する。
8月15日、私たちは祖国解放から70年を迎える。この70年は、三千里の郷土が引き裂かれてきた長い歳月でもあった。分断から70年―。祖国統一とは、絵に描いた餅なのか? いつまでロマンや理想としてだけ掲げられるものなのだろうか? 70年の節目に、今いちど一人ひとりにとって統一とは何かを考えてみたい。
朝鮮半島は南北に長く自然が豊かなことからたくさんの植物が存在します。高等植物だけでも3860種にものぼると言います。朝鮮が古くから錦繍江山と呼ばれたのも、山や野に樹木がうっそうと生い茂り百花繚乱していたから。
人々の生活にとって、花や樹木は欠かせないものです。今月号では、朝鮮半島の植物分布の特徴や種類などについて解説するとともに、朝鮮民族にとって花や樹木がどのような存在なのかを、さまざまなエピソードで紹介します。
朝鮮民主主義人民共和国の経済は今、さまざまな変化のただ中にある。朝鮮式社会主義の根幹を守りながらも、生活向上を重要課題に掲げて、変化する国内外の情勢に対応した取り組みが進む。近年の政策の特徴、成果と今後の課題、識者が見た現地のようすまで、これが朝鮮経済の「新常識」だ。
2013年、朝鮮の展望を示すキーワードは、金正恩第1書記が「新年の辞」で今年の国政基調を示す言葉としてのべた「創造と変革」だ。若きリーダーは、昨年の実績に基づき「強盛国家建設における新たな局面」、すなわち長年にわたり蓄積してきた経済復興プロジェクトの本格始動を宣言した。
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