コリア子どもたちの遊びの広場
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NPO法人コリアンネットあいちが主催する、
「コリア子どもたちの遊びの広場」(ノリマダン)に足を運びました。
この催しは2年前から始まったもので、現在、日本学校に通っている在日コリアンの子どもたちをはじめ、「そのお友だち」をも対象にしています(小学生限定)。
「お友だち」とは、日本の子どものことで、みんな一緒に、コリアのことばや文化を、遊びを通じて楽しく学んでいます。朝鮮学校の児童らも参加していました。
対象が在日コリアンの子どもに限られていないところは、日本各地で行われている「土曜児童教室」や「民族教室」と一線を画す点です。少し違和感を覚える人もいるかもしれません。
しかし、主催者も言っていたように、広くコリアを発信するという意味で(ここで言うのは1つの南北コリアです)、この場(マダン)が大きな力を発揮しているといいます。
日本学校で学ぶコリアンの子、日本人の子、そして朝鮮学校の子。まだ幼い彼・彼女らにとって、それぞれとの出会いを通じて感じる、小さな「社会」があるみたいでした。正直、馴染めないという現実もあったとか。
でも、やっぱり子ども。今ではすっかりうち解けている子たちの姿もちらほら。
この日、遊びの広場から「卒業」していく子も印象的でした。これから彼女のような「OB」たちも増えていくことと思います。そして未来の「マダン」の担い手になってくれれば。
スタッフたちの「総括」にもお邪魔させてもらって、なんだかこっちまで感無量。いつか、また必ず訪れたいと思うくらい、楽しい、あったかい「マダン」でした。(里)