つなぐ
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先日、「南北コリアと日本の友達展」のワークショップに訪れた。
北と南、そして在日と日本の子どもたちを絵とメッセージでつなぎ、出逢いの場をつくる「南北コリアと日本の友達展」。そのワークショップ。そこには南と日本の児童、そしてウリ学校の児童たちが集まり、今日一日で絵を描くという。
私は朝鮮学校で美術を教えているH先生に用があったため、初めてその場に訪れたのだが、児童の引率で一緒にきていたH先生と話した言葉が印象に残った。
H先生によると、児童たちにそのワークショップに行くと告げると児童たちが自然と「そういう場所なら私たちが日本と南の子どもたちをつなぐ役割をしなきゃですね」と語ったという。
まだ大人にもなっていない彼女たちが自然と発した言葉。
それは、日本で生まれ育ち、母国語として朝鮮語を習い、生活として朝鮮文化を身につけている私たち在日が一番得意な事かも知れない。この場所で自然と認識し、そして実行している彼女たちをみて、在日であること、そしてウリ朝鮮学校に対する誇らしさに似た気持ちを感じた。(愛)