天敵イランとの大勝負
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国際サッカー連盟(FIFA)の2008年の収支決算が、178億円の黒字だという。
前年比でも増えているそうだ。
この世界的な同時不況の中でも、である。
さすが、世界でもっとも人気があるスポーツと言われるサッカー。
テレビ視聴者数ではオリンピックをもしのぐ、世界最大のスポーツイベントであるサッカー・ワールドカップ出場をかけ、朝鮮は明日、大一番を迎える。
ホームでのイラン戦。
混戦のグループBで、手を抜ける試合などなかったのだが、イランは朝鮮にとって「勝たなければならない相手」なのである。
2005年のアジア最終予選から始まり、3連敗中、引き分けすら許されていない。
スタミナと球際の強さが持ち味の朝鮮にとって、フィジカルで勝るイランは、やりづらい相手だ。
そんな苦手な相手だからこそ、ここで一泡吹かせて、ワールドカップ出場を手繰り寄せてほしい。
朝鮮にとって最終予選での最後のホームゲーム。前節の南北対決をイエローカード累積で出場できなかった安英学も帰ってくる。
一方イランは成績不振で、英雄とも称されるアリ・ダエイが監督を更迭され、後任監督も2週間で辞任と、どたばたが続いて迎える試合。
朝鮮にとって、状況は明るい。
天敵イランから初白星を奪い、まずはグループB3位以上を確定させ、6月17日の最終節、アウェーでサウジアラビアを倒して文句なしのワールドカップ出場だ!!(茂)