阿修羅展
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先週の日曜日、久々の快晴。
わけ合って朝5時に起きたものの、外には出ずウダウダと過ごしていたが、夕方になっていきなり思い立ったのでした。
「阿修羅展を見に行こう!」
ずっと気になっていたものの見に行けてなかった「国宝 阿修羅展」。
その日は最終日だったけれど、夕方6時位に着いたので10分待ち程度で会場に入ることができました。
それでも、会場内は思ったより大混雑。
阿修羅像の周りには人がぎゅうぎゅう詰めで押し寄せていました。
私もふんばって中に入ってみたものの、まるで満員電車にいるよう。
ふと横をみると白髪のおじいさんまでもが輪の中でもみくちゃにされながら、
阿修羅像を必死に見つめていました。
確かに阿修羅象は造形的にもおもしろく、静謐な感を覚えました。
阿修羅像の周りを取り囲むように人が必死でみているのさえ、
阿修羅が滑稽だと笑っているような気さえしてきました。
ある番組でなぜ阿修羅展が人気があるのかと調査したところ、
この大不況と呼ばれる中で大仏などを見ると御利益がありそうな気がするといった意見が多数でてました。
(なるほど、「苦しいときの神頼み」か!)と思わずうなずきました。
その展示場には阿修羅以外にも八部衆象やなどの仏像が展示されており、
なかなか見応えのある展示会でした。
阿修羅像以外は結構ゆっくりと眺めることができ、
その時代作られた造形に関して感服しながら回ることができました。
私のお気に入りは鳥頭人身の神の「迦楼羅像」でした。
顔が鳥でありながらすっくと立って、腰に巻いているひもが風になびいてゆれている様がかっこいいのです。
今回初めて仏像の展示会に行きましたが、
その像が造られた背景もわかればおもしろいかなと、いま勉強中です。(愛)