折り紙とチョンイチョプキ
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先日、イオの8月号ができあがりました。
今回の特集は夏休みにちなんで、子どもと工作です。
皆さんも幼い頃、折り紙で鶴やピアノを一生懸命に作られたことがあるかと思います。
私も折り紙に熱中していた時期があり、今は「第1次折り紙ブーム」にある子どもと遊びながら、幼い頃の「手の記憶」をよみがえらせていますが、今回イオで紹介した折り紙遊びはまた違ったユニークさがあります。
日本の折り紙のように紙で遊ぶことを、朝鮮では종이접기(チョンイチョプキ)と言います。종이は紙、접기は折る、という意味ですね。今特集では、종이접기の名人・キムボッカンさんにお祝いごとに欠かせないチマチョゴリや、朝鮮の文字などのオリジナル作品を紹介していただきました。
折り紙は、日本が世界に誇る文化です。
職場近くにある「おりがみハウス」をのぞくと、折り紙で作った怪獣や動物が並べられており、その緻密で精巧な技術には目を見張るばかりです。外国人客もよく見られ、「おりがみ」に世界の注目が集まっていることが伺えます。
異国に住んでいるせいか、自分につながる文化を暮らしの中に取り入れながら、さらに楽しめればいいな、と思っています。キムさんには、朝鮮の종이접기は飾ることより、実際に使ったり、遊んだりすることが多い、という「文化の違い」についても教えていただきました。
キムさんは、障がいを持った方々の生活を支援するための素敵な作業所も運営されています。
少年のように目をキラキラさせながら、次々と素敵な作品を披露してくださったキムさん。数多くの作品とともに、ぜひ知っていただきたい方です。(瑛)