妹の祖国訪問
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高3の妹が先日、祖国訪問を終えて我が家に帰ってきました。
初めての体験でしたが、本当に有意義だったそうです。
祖国で撮った写真を見せながら、
「この指導員は本当おもしろくてね~」とか、
「この学校の子は恥ずかしがりやでね~」など、
やや興奮気味に話す妹を見ながら、
自分にとっての初めての祖国訪問を思い出したりしました。
当時の私も、せききったように母に祖国でのあれこれを話しました(家族の中で当時唯一祖国に行ったことがあるのが母だったので)。
自分の想像と現実の祖国は全然違かったということ、などをしゃべり続けたのを覚えています。
一方的に熱心に話す私に、何時間もつきあってくれた母ですが、いま思うとありがたいです。
日本に戻ってきてから感じる「温度差」ほど、悲しいものはないですから。
だから今回私も、妹と一緒になるべく「ウリナラ」分かち合いたいなぁと思い、気長に話を聞いていました。
妹いわく、白頭山では快晴に恵まれたそうです。
私がおととし訪れた際、曇りで霧がかかっていて、かろうじて天池の姿が確認できるという、「惜しい天候」だったのですが、
案内人の女性が熱心に「みなさんの日ごろの行いがとても良く、今日はこんな良い天気に恵まれたんですね」と言うので、
「そうか、ラッキー」と思い込んでいましたが、
妹の写真を見て感動しました。
わが編集長も(今日、約1ヵ月半ぶりに帰ってこられました!)、
快晴のもと白頭山に登ったそうで。
うらやましいかぎりです。
話は戻って、祖国訪問を終えて1週間経ち、
すっかり元の生活に戻った妹ですが、
2週間の滞在期間に見聞きし感じたことを、
ずっと心の中に保存しておいてもらいたい――。
姉としてはそんな思いです。(里)