日本的報道
広告
テレビのニュースでは、酒井法子容疑者の覚せい剤取締法(所持)違反事件が連日、大きく報道されている。選挙の報道よりも目立っている。
実際に覚せい剤取締法(所持)違反なのかどうかはさておき、そこまで時間を割いて報道する内容なのかと思う。「失踪」していた間の行動がそれほど重要なのだろうか。容疑者をいじめているようにさえ感じてしまう。そして、一般の人たちはそんなことを本当に知りたがっているのであろうか。
1999年の春から夏にかけて、テレビはサッチー騒動の報道一色だった。その陰で周辺事態法や盗聴法(通信傍受法)、「日の丸・君が代」法案などが成立した。
一つひとつが極めて重要な法案であるにもかかわらず、テレビは十分にその内容を知らせることなく、くだらないサッチー騒動(かかわった人たちではなく騒動そのものがくだらない)を長時間にわたり放送し続けたのである。
今回も、国民の関心を他の何かに向けさせたくなくて、酒井さんのことをこれほど報道しているのかと思ってしまう。
2ヵ月ぶりに普通のブログ(祖国訪問記ではない)を書いたが、くだらない内容になってしまった。(k)