高校野球
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夏の甲子園大会がようやく終わった。決勝があった夜7時のNHKニュースはトップで試合の模様と地元の様子を伝えていた。選挙戦真っ只中のいま、たかが高校生のスポーツ大会をトップで伝えるという感覚がわからない。
高校野球について、常日頃、思っていることを書きたい。
高校野球の全国大会を開くのはかまわない。勝手にやればいいと思う。しかし、全試合を生中継するのはおかしい。野球もサッカーも卓球もテニスも剣道も、すべて同等なはずだ。同じ高校の部活動なのに、なぜ野球だけ優遇するのか。人気があるから、というのは理由にならない。
他の競技も全試合中継するか、高校野球の中継をやめるかどちらかであろうが、現実的にはやめるしかない。地元の高校が出るときはローカルテレビが放送すればいいし、全国放送はせめて準決勝からの3試合だけにすればいい。
全試合を甲子園球場だけで行うのもおかしい。何ヵ所かの球場で1回戦、2回戦と一気にやればいい。そのほうが公平だし日程も短縮できる。中1日、休みの日を設ければ、生徒たちの負担も減る。甲子園球場でやるのは、これも準決勝からでいい。
冬の高校サッカーのようにやるのがもっとも現実的だと考える。それでも優遇されているのだろうが、この程度なら仕方がないだろう。
ともかく、高校の部活動なのだから、大人が利権を作り出しそれに群がるのはみっともない。(k)