「海のエジプト」展
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先日、「海のエジプト」展に行って来ました。
「海のエジプト」展とは長い間海に沈んでいた5mのファラオが見ることが出来るという展示会。
いつも乗る通勤車両にはポスターが貼ってあり、テレビで特番まで組んで宣伝をしていたので、
どんなものか一度見てみたかったのです。
展示会自体は商業的な感じがプンプンしてました
(なんたって最初の展示物がでてくるまでの長いこと!)が、
目をみはる展示物も何点か見られました。
一番驚いたのが、100年間かけてその原型を完成することがようやくできたという、
当時の暦が描かれた石碑。
どういう意味かというと、頭の部分は最初に発見されており、
側面はまたその何十年か後に…といった具合に
原型を100年かけてやっと見る事ができたそうです。
その暦は現代とほぼ変わらぬ正確さで記され、
側面には象形文字がずらっと描かれていてとても興味深いものでした。
5mのファラオも素晴らしかったです。
ファラオ像とナイル川の氾濫を神格化したというハピ神像と王妃像の
三点セットで展示されていました。
その当時にこれほどの造形を作れたというのが素直にすごい!
お気に入りは王妃様の胸のあたりの造形です。
他に女神の像もあったのですが、
そのどちらも布と胸の辺りの造形がしなやかで自然で、美しかったです。
見終わった後の疲労感は半端じゃなかった(無駄に長かった…)ですが、
遙か昔の造形美に触れられて勉強になりました。
写真はガチャガチャで出てきた海洋堂制作の王妃像のミニチュア版です。
商業ペースに乗せられていると思いつつも、ついやってしまいました。(愛)