屋形船もんじゃ
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連休に先輩たちの同窓会が東京で行われ、自分と後輩の2人がゲストとして招かれた。
同窓会の舞台となるのは、なんと屋形船。しかも、「元祖 月島もんじゃ屋形船」というちょっと風変わりな同窓会だった。
新木場駅から専用の無料シャトルバスに乗ること、5分。
出港所近くの集合所に到着し、黄色と赤にペイントされた派手な屋形船に乗り込むと、船内には鉄板がついた小さなちゃぶ台数十台が綺麗に並んでいた。
その中央の通り道を進み、一番後ろの席をドカッとキープし、席に着いた。
みんな初めて乗るのか、なんだかそわそわして落着きがない。
従業員が缶ビールを配りだし、どのグループよりも先に乾杯の音頭をとり、鉄板の火をつけた。ブハーッと、缶ビールを一気したところでやっとみんなが落ち着いたような気がした。(あとで従業員にガスが漏れる恐れがあるので勝手につけないで下さいと注意されたが。)
自分たちで作ったもんじゃを食べながら談笑していると、景色はあの有名な「レインボーブリッジ」に変わっていた。
レインボーブリッジや! お台場や! フジテレビや! 自由の女神や…!
とりあえず目に入ったものはすべて口にしてはしゃぎまくっていたら、「ミーハー過ぎる」とツッコまれた。
確かに誰よりも自分が喜んでいたが、初めて見るものばかりで興奮していただけなのに…。
2時間食べ放題飲み放題というありがたい時間は、あっという間に終焉をむかえた。
少々さみしい気持ちがこみ上げてきたが、綺麗になった自分の席の鉄板と、もんじゃなどが残っている他の席の鉄板とを見比べて、満足げに屋形船をあとにした。
今回、先輩の同窓会にゲストというかたちで参加させてもらったが、少人数の同窓会などは風変わりな企画が成功のカギだと思った。
屋形船でもんじゃを食べながら景色を楽しむのもよし、景色も見ずにもんじゃを食べまくるのもよし。
休日の夜は、ぜひ屋形船ともんじゃで。(麗)