海外同胞大会
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2日前の金曜日に6.15共同宣言、10.4宣言の履行に向けた海外同胞大会が東京で開かれ参加した(写真)。朝鮮の統一を求めるために、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどから海外の同胞たちが集まったのである。
しかし、会場の前には大会に反対する拉致被害者支援団体などが横断幕をもって大挙おしかけ、朝鮮民主主義人民共和国を誹謗中傷し民族排他的なシュプレヒコールを叫んでいた。
朝鮮民主主義人民共和国に反対するから総聯の施設におしかける、というのなら、まだ筋は通るが、朝鮮の統一のための大会におしかけて、朝鮮の統一とは関係のないことを叫んで何をしようというのであろうか。
おしかけてきた日本人の多くは、自分の頭で何も考えることのできない人間なのであろう。日本の政治家は人気がとれるからと何も考えずに「反北朝鮮」の立場にたつのであろう。日本のマスコミは視聴率が取れるなどの理由から何も考えずに「反北朝鮮」のでたらめな内容を垂れ流すのであろう。そして、日本社会全体が思考停止の状態におちいって、「北朝鮮は悪い」「北朝鮮は嫌いだ」という空気が支配するようになってしまった。そしてそれは、「北朝鮮」だけにとどまらず、日本に住む外国人すべてを排除しようとする空気になっており、それを現実に推し進めている「ザイトッカイ」などをつけあがらせている。
また、日本政府は今回、大会に参加しようとした中国に住む同胞の代表たちの入国を、「朝鮮籍」だからと許可しなかった。大会は在中同胞の不参加のなかで行われた。けっきょく日本政府は朝鮮の統一を支持しないと全世界に宣言しているわけである。おろかなことだ。
来年は「韓国併合」から100年に当たる年である。この100年で日本は何が変ったのだろうか。本質的には何も変っていないと、大会に参加して思わざるをえなかった。(k)
※大会は大成功でした。