リバウンド
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リバウンドと言えばバスケットボールの醍醐味…
と、ボケている場合ではなく、ダイエットにおけるリバウンドという深刻な話である。
2008年の秋からダイエットを始めた。3ヵ月で体重が8キロも減った。ダイエットの天才だと思った。ダイエット本を出して大儲けしようとも考えた。
しかし、10キロほど落ちたところで、ぴたりと体重が減らなくなった。そして、リバウンドが始まったのである。
理由はいろいろとある。
①食事の量を減らしたが、その分量に身体が順応してしまい脂肪を消費しなくなった。
②楽々とダイエットを成功させる筆者に対し妨害工作が激しくなった。右斜め後方のお菓子の入った缶、そして差し入れにもらったと、お菓子をこちらに何度ももってくる編集部員…。
③祖国(朝鮮)への長期出張。
④食事を減らすことだけに頼り、運動を怠ったこと。
⑤酒の量を減らさなかったこと。
そして、⑥ダイエットに対するモチベーションの喪失。
それまで、「リバウンドして体重がかえって増えた」というような話を耳にするたび、「情けないやっちゃな~」と思っていたので、自分がリバウンドの道を歩み始めたことを確認したとき、本当に自己嫌悪におちいってしまった。
2009年の大晦日。面白いテレビが何もないので、スパー銭湯へ行った。久しぶりに体重計に乗ると、○十キロの大台を1.5キロもオーバーしていた。一時は2.5キロも下回っていたのに。
そこで、2009年度中に再び大台を下回ろうと決心した。そして、計量直前のボクサーのようにサウナでひたすら汗を流し始めたのである。1.5キロ分、何とか汗をかこうと、ふらふらになりながら5回もサウナに入った。
そして風呂から上がり体重を測ってみると、まだ0.5キロオーバーしていた。
………
「晩飯に食べたものがまだ体のなかに残っているので、実質的には大台を下回ったわい」と自分を納得させ、銭湯を後にした。
今年は、また心を入れかえて、ダイエットを始めたいと思う。(k)