演奏を聴き絵を描く
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先週の土曜日、「palam×kids~在日コリアンの子どもたちの絵と若手演奏家のコラボレーション」という演奏会に行ってきました。
palamは在日コリアン若手演奏家たちのグループです。
開場中には約1000点もの作品たちが飾られていました。
子どもたちが音楽を聴きながら描いたものだといいます。
この企画にはおよそ18校の朝鮮学校が参加したそうです。
会場には大人、学生、そして小さな子どもたちも来ていたのですが、
その子たちが演奏中、すらすらとスケッチブックに絵を書いていました。
一見まったく演奏に集中していないように見えるかもしれませんが(笑)、
しっかりと耳で音楽を捉えて、そして手では色鉛筆をすべらせていたんだと思います。
その集中力にとても驚きました。
かつて私も楽器をしていた一人。
「曲のイメージをしっかり持って」とは、常々言われていて、それなりにイメージもしていたつもりでしたが、
一度でも自分の演奏する曲を聴いて、絵でも描いてみたなら、
より一層表現が豊かにできたんじゃないかな、と思いました。
訪れていたウリハッキョの先生に聞いてみたところ、
普段の授業でも、音楽をテーマに絵を描くことは行なわれているみたいですが、
すごくおもしろいことだなと思いました。
今度、何かのオーケストラでも聴きにいって、
生演奏中に絵を描いてみたいな、と少し考えてみました。(里)