冬季オリンピック
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冬季オリンピックのバンクーバー大会が開催中である。
冬季オリンピックは、夏のオリンピックに比べてどうしても影が薄い。今回の大会も日本ではあまり盛り上がっていないようであるが、どうだろうか。
オリンピック自体に対し様々な批判があるのはさておき、私自身は、冬季オリンピックのテレビ放送をけっこう楽しく見ている。日本ではほとんど放送されることがない冬のスポーツを毎日テレビで見ることができるのは、オリンピックのときくらいしかないからだ。日本で冬のスポーツを放送するのは、フィギュアスケートくらいではないか。日本のマスコミは野球ばかり放送しないで、もっとまんべんなく各種スポーツを放送すべきである。
特に楽しみにしているのが、スキーのアルペン種目とクロスカントリー種目。アルペンのダウンヒルは、生身の人間が時に150キロ以上のスピードで斜面を降っていく。もっとも危険なスポーツといわれ、迫力抜群だ。対照的にスラロームは華麗なターンで旗門を通過していく。スラロームが昔と変ったところは、旗をつけているポールの下がバネになってから、通過するときに旗門をなぎ倒していくようになった。それがまた格好いい。
クロスカントリー種目も陸上の長距離種目と共通する面白さがある。クロスカントリーと射撃がミックスされたバイアスロンも、見ていて飽きない。クロスカントリーは、高校時代あまりやりたいと思わなかったが、いま振り返るとやっていても良かったなと少し後悔したりする。
冬季オリンピックの種目は、昔と比べてずいぶんと増えた。冬季オリンピックの場合、種目の増加がいかにも「水増し」という感じがしてならない。
新しい種目としてまず挙げられるのが、スノーボード。新しいスポーツができたのだから種目に入れても良いではないかと言われればそうかも知れないが、しっくりこない。アメリカ、カナダは別として、ヨーロッパの伝統的なアルペンの盛んな国はあまりスノーボードに力を入れていないようだ。
昔はスキーのモーグルもなかった。これも無理に作った競技という感が否めない。これもヨーロッパのアルペン伝統国はあまり盛んでないようだ。サッカーからボールリフティングだけを取り出して競技にしたような感じ、と言えばモーグルをやっている人に怒られるか。
エアリアルというのはスキーをはいて空中で宙返りをする競技だが、こんな競技をなんでやるのかと首をかしげてしまう。スケルトンという変なものもある。アルペン競技もスーパー大回転、スーパー複合はいらない。今大会からスキークロスという新しい競技も始まったが、実際にどんな競技なのか見てないのでわからないけれど(スノーボードクロスをスキーにかえただけなのだろう)、必要とは思えない。
競技を増やすとき、ちょっと考えて増やせよと言いたい。そして、歴史の新しい競技は、やはり新しいだけにどうしても競技の質が高くない、というか浅い気がする。例えば、エアリアルという競技は、ある程度スキーのできる体操の一流選手が練習したらすぐに世界のトップに立てそう、そんな感じなのだ。もう一つ例えるなら、スノーボードのジャンプ競技がオリンピック種目になってもおかしくないかもしれないが、そんなものを増やしてどうするということなのである。
今まで書いてきたこととはまったく関係ないのだけれど、日本のスノーボードの選手が服装の問題でバッシングを受けていたが、「だらしない」と個人的に思ったとしても、暴力をふるったとか誰かに直接被害をおよぼしたわけでもないのだから、一般の人はほっといてあげればいいのにと思う。(k)
もし共和国代表オリンピック選手が同じことをしたとしたら
>日本のスノーボードの選手が服装の問題でバッシングを受けていたが、「だらしない」と個人的に思ったとしても、暴力をふるったとか誰かに直接被害をおよぼしたわけでもないのだから、一般の人はほっといてあげればいいのにと思う
あの、ちょっと質問させていただきたいのですが、もし北の共和国代表選手がオリンピックでこのような服の着崩しをして政府当局から「我が共和国の面子を汚した」「我が国を代表するならばもっと折り目正しい格好をしろ」と叱られたとしたら、在日朝鮮人の皆さんはどう思われますか?
いつだったか、李氏朝鮮時代の貴族階級や両班は、服装は元より知識量や言葉遣いなど、非常に格好を気にしていたと聞いたことがあります。
皆さんはどのようなオリンピック選手観をお持ちでしょうか。
ふと気になりましたのでカキコさせていただきました。もしこのコメントをアップして頂いたらどうもありがとうございます。
豚足の唐辛子煮込みさんへ
続けてのコメント、ありがとうございます。
あのスノボの選手の服装に対し、例えば、団長の橋本聖子さんなどが注意することに対しては、特に問題があるとは思っていません。あくまでも一般の人たちがバッシングすることに違和感があったので、ああいうことを書きました。
共和国の場合、もっと代表選手の服装には厳しいと思います。人前に出る前になおされるでしょうね。しかし、一般の在日朝鮮人の人はそれに対し何か思うということはないのではないでしょうか?
オリンピック選手観は、確かに日本と共和国で違いがあると思います。共和国のほうが「国家代表」という意識が強いでしょう。第3者がオリンピック選手観というのも、何かヘンで、選手本人がそれぞれ、自分の考えでオリンピックに出場すればいいのではないでしょうか?
はじめまして
たまたまレポートの件で調べていたらこのページにたどり着きました。
僕は現在大学でクロスカントリースキーをしています。クロスカントリーの話題をだしていただき少しうれしいです。
服装問題では僕も考えましたし、コーチからも話がありましたが、僕はあの服装は正直ないと思います。国の税金で派遣されている、未来のオリンピックを志す子供達が見ている。そう思うとやってはいけないことですよね。個性というならもっと違うところで出して欲しいです。
T海大学だから許された話で、我N本大学では大学の体育局から追放問題に確実に発展します。