オモニたちの緊急集会
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昨日、水道橋の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで開かれた
〈朝鮮学校「無償化」要求!オモニたちの緊急集会〉に参加してきました。
この集会には北海道から九州まで全国各地のオモニたちが集まり、通路にまでイスを置く超満員の入りで催されました。
私はまだ独り身なので、オモニ会の集会に参加したのは初めてでした。
初めは圧倒されまくりでしだが、参加してみると、とても胸に響く内容の集会でした。
その集会はオモニたちの愛で溢れていました。
子どもを日本学校から編入してウリハッキョに通わせているというオモニの討論は
胸に迫るものがあり、知らずに涙がでていました。
子どもの頃から「日本人」として生きていながら、20歳の時に父親が朝鮮人だったと知って自分が「誰」なのか問い続け数年、
偶然めぐりあったウリハッキョの学生たちと出逢い、
子どもの代にしてようやく自分を取り戻すことができたと言う傳崎千登世さん。
三年前のイオ2007年5月号に、家族で誇らしげにチョゴリ姿で並んでいる入学式の写真と共に
「手記 私が探し求めたもの」というエッセイとして掲載された方でした。
その後あった出来事やウリハッキョに入れて本当によかったというエピソードがありました。
朝鮮学校には家族愛が息づいている、
どんどん変わっていく子どもを見ながら朝鮮人が朝鮮人として生きて行くには
朝鮮学校が絶対に必要不可欠だということを心から訴える姿は、
朝鮮学校は決して色眼鏡で見ている人達の思うような学校ではないということ、
他のどんな日本学校にも負けない、とても大切な教育がなされている学校だという事を新たに強く確信できました。
そして、今回の「高校無償化」から朝鮮学校を除外するという問題が、
子どもたちにより良い教育をさせたいという親の愛情と、
より良い環境で学びたいという子どもたちのひたむきで純粋な思いを踏みにじる、
決して許してはいけない問題なのだということを深く感じました。
集会の間にもオモニたちは高校無償化のための活動に奔走していました。
いまの、そして未来の子どもたちのためにも、私も声を張り上げて、
ひとつずつでもできることを、問題が解決するまで、していかなくてはと思います。(愛)