「すっきり明解に解説する」
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最近よくテレビに登場する池上彰さん。「世界一受けたい授業」という番組にも登場していてニュースを子どもにもわかりやすく解説してくれる人で有名ですね。
私も以前は、わかりやすいな~と感心して見ていました。
が、しかし、DPRKについて解説する内容を聞いて、失望。
随分いい加減な情報を基に解説をしているのだということがわかったためです。
最近イオ6月号の書評のコーナーにも紹介されている木村元彦さん著の「オシムからの旅」という本を読みました。
その中でこういう一節が書かれてました。
~僕は「難解な国際情勢をすっきり明解に解説」する、というジャーナリストを信用しない。明解にするためには、多くのものを切り捨てて発信しなくてはいけない。けれどもその捨てられたものにも言い分があり、切り捨てられた人たちにも人生はある。あたりまえのことだ。
まったく、その通りだと思いました。
テレビは恐ろしく影響力があるメディアなので、「すっきり明解に解説する」内容を何も知らない視聴者がそのまま受け取っているんじゃないかと思うと、恐くなりました。
そして、もしかして自分も知らない事に関してはその危険性があるのではないかとも恐くなりました。
明解に解説する実力はすごいと思いますが、
受け手は常にその危険性を感じつつ、裏の方に隠された内容も把握したうえで理解しないと見誤りますね。
余談ですが、イオ6月号に紹介されている
「オシムからの旅」木村元彦さん著、「韓流が伝える現代韓国」李泳采さん著、どちらも読んだのですが、わかりやすく、勉強になるとてもいい本でした。(誰かにプレゼントしたいくらい)
ぜひ読んでみてください。(愛)
こんにちは
そもそも国名についてもいない『北』とつけている自体が大きなあやまちだと思います。
そんな中、朝鮮新報社の果たす役割はとても重要だと思います。ぜひ、これからも頑張って下さいね。