朝鮮と日本の100年
広告
今年は、「韓国併合」からちょうど100年に当たる年です。100年ということで、今年のイオはそれに関連する連載を掲載するなど、「100年」を意識した編集をしてきました。
1月号に1世の方たちに多く登場してもらう特集を組んだり、「1世の軌跡を辿る」「もの語る」という連載を掲載したりといった具合です。
8月号は「韓国併合」そのものを特集しました。ただ、当時のことを振り返るのではなく、今の在日同胞、日本の若い世代がその歴史とどのように向き合っているのかという内容にしました。サブタイトルに「若者たちの思い」とつけたのはそのためです。何よりも、日本が朝鮮を侵略し植民地にしたことが、何も清算されず、現在も続いていることだということを強調したかったからです。
特集には、日本の植民地支配により日本に住むことになった在日同胞や、朝鮮半島と日本の両方にルーツをもつダブルの人たち、そして、そういう人たちを真横にしながら生活する日本の若者たちに、たくさん登場していただきました。
私も、何人かの人たちを取材するなかで、若者たちのさまざまな取り組みや考え方を知り、ちょっと明るい未来を見ることができました。
8月号の特集、見逃せません!
8月号ではその他に、44年ぶりにW杯出場を果たした朝鮮代表の様子を現地で取材した記者の報告をはじめとするW杯の特別企画、まだまだ解決していない高校無償化からの朝鮮学校排除の問題など、いつもよりも充実した内容(?)となっています。
ご愛読ください。(k)