先週のこと
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先週末のことを書きたいと思います。
まず、ずっと見なければ見なければと思っていたドキュメンタリー映画、
「ヒロシマ・ピョンヤン―棄てられた被爆者」を見てきました。
在朝被爆者、すなわち広島・長崎で被爆しその後朝鮮民主主義人民共和国に帰国された方たちの話です。
7月末までポレポレ東中野にて毎日10:20から上映してますので、
「まだ見てない」という方はぜひぜひ!
同日夜に、日朝国交正常化を求める連絡会の全国総会と講演会がありました。
講演会は200人もの人が集まり盛況でした。
元拉致被害者家族連絡会副代表の蓮池透さんと、東京大学名誉教授である和田春樹さんが講師を務めました。
2人とも、それぞれの立場と視点から、日朝国交正常化への道筋を示していました。
蓮池さんがおっしゃった中で印象深かったのは、
「朝鮮半島と日本にある長い歴史をひもとき、その中で拉致問題を位置づけて解決していかなくてはならない」という言葉でした。それはすなわち、日朝間の唯一のコンセンサスである日朝平壌宣言の履行だと言っていました。
一方、和田さんのおっしゃった中で印象深かったのは、
「在日コリアンの存在は日本にとって宝」という言葉でした。
多くが朝鮮半島の南側から日本に来て(あるいは連れてこられ)、祖国解放後には多くが北側に帰国する一方、私たちのように引き続き在日する者もいる中で、
在日コリアンのことを「体が3つに切れてしまったような存在」と表現しながら、
「だからこそ、日朝関係の改善を誰よりも強く願っている存在」だと言っていました。
日朝関係は一言でこう着状態といえる現在ですが、
どうにか、なんとしてでもこの最悪な局面を打開しないと、と思いました。
話は変わり、先週は比較的会社にいることが多かった私ですが、
今週はがっつり外、外、外での活動がメインです。
明日から九州(福岡、佐賀、大分)へ出張です。
きっと、あっちも猛暑なんでしょう。
今回は朝鮮とゆかりのある場所をいくつもまわります。
熱中症対策を万全にしてから、
九州のいろんな場所をねり歩きたいと思います。(里)