「洪吉童」
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雑誌・月刊「祖国」7月号の表紙に「洪吉童」で有名な李ヨンホ俳優がでていました。
はじめは気にとめていなかったのですが、じっくりみると、イケメン。
そしてどこかでみたことがあるような。。。と思い紹介のページをみると、
리용호(リ・ヨンホ)という人民俳優でした。私は彼に会ったことがあるのです。
そう、それはいまから9年前(!)のこと、
朝鮮に1ヶ月ほど講習に行っていた朝鮮大学校美術科33期生は祖国での日々を満喫していました。
その中の日程に組み込まれた祖国の朝鮮芸術映画製作所の見学。
スタジオ見学から、昔の朝鮮の町並みがそっくり再現された映画村まで、
ここで数々の朝鮮の映画が作られているのだと思いながら、とても興奮して見学しました。
テンションがあがった私たちは俳優さながら演技をしながら映画村を飛び跳ねてまわったほどです。
そして、最後のスペシャルな行事が
「浮島丸」沈没事件の悲惨さを描いた「살아있는 령혼들(生きる霊魂たち)」という映画に出演していた
リ・ヨンホさんと女優との座談会でした。
事前に映画を見ていた私たち(ちなみにこの映画、壮大なスケールで、私は号泣しました)は
ワクワクドキドキしながら彼らとの出会いを待ちわびました。
彼らが部屋に入ってきた途端、空気がガラッと変わったのを覚えています。
私自身も彼のあまりのきれいな顔に目が離せなかったほどです。
自身が在日朝鮮人で帰国者だと話したリ・ヨンホさんは、とても親しく私たちを迎えてくれました。
そして、住む場所は違っていても、私たちは同じ志をもっている、
私は祖国でがんばる、
君たちも君たちの武器を持って異国の地でがんばってほしいと
力強いエールを送ってくれました。
最後に写真を一緒に撮り(皆リ・ヨンホさんの近くに行こうと争奪戦でした)、
サインまでもらって帰路に着きました。
雑誌祖国の表紙で彼を見つけたとき、その時の記憶が蘇って懐かしく思いました。。
記事によると、現在芸術映画「내가 본 나라」の主役として忙しく撮影しているとのこと。
記事を読み、私もこの地でがんばらねば!と気持ちを新たにしました。(愛)