高尾山
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5日間のお盆休みも明けて、昨日から全社員が出勤。また仕事に追われる普段の生活が始まりました。休み明けの職場の話題はもっぱら休暇の過ごし方。実家に帰省、家族や友人同士で旅行など、みなさんそれぞれ有意義な休みを過ごしたようです。 私はといえば、首都圏から出ることもなく、東京、千葉を中心とした狭い範囲内で休みを過ごしました。東京湾花火大会に始まって、映画を観に行ったり、友人とお酒を飲んだり、など。
15日、友人と高尾山に登ったことが休暇中の一番のハイライトでしょうか。 高尾山行きのそもそものきっかけは、あまりお金もかからず、1日自然を満喫できるような場所に遊びに行こうという流れから出てきたもの。山の中腹にはビヤガーデンもある高尾山。「夏、自然、ビール」という魅惑の3点セットで即決でした。 その高尾山、数年前に「ミシュラン」発行の観光ガイドで最高の三つ星に選ばれたのを機に観光客が急増しているそうです。都心から交通の便がよく、大都市近郊に豊かな自然が溢れているという点が高評価の決め手だとか。 高校生の時の遠足以来、17、8年ぶりに訪れました。海抜600メートルに満たない山ですが、登山ルートが多く、道もきれいに整備されており、手軽に登山を楽しめるとあって、猛暑の中でもたくさんの人びとでにぎわっていました。多くの樹木がうっそうと茂り、さまざまな野鳥や動物が生息している自然林や、山頂からの景観も楽しめました。 ただ、暑さが半端じゃなかったです。じっとしているだけでも汗が噴き出してくるのに、登山なんて何と物好きな、と言われそうですが。なぜ、こんな殺人的な暑さの中でみんな山に登るんだろう。その理由はたぶん、(多くの人の場合)これです。
高尾山のビアガーデン、その名も「ビアマウント」。ものすごい人であふれ返っていました。都会のビルの屋上もいいですが、自然に囲まれたビアガーデンもいいですね。普段は夕方からですが、夏季は昼からの営業で完全2時間制。登山の帰りに寄る人、ビール飲みたさにケーブルカーを登るスーツ姿のサラリーマン。登山中はハアハア言っていた人も表情が別人のように生き生きとしていました。これぞ、夏!という光景が広がるビアガーデン。ビアマウントの一日のビール消費量どんだけ~、登山で流した汗と消費したカロリーを軽く上回っているんですが、などという野暮な話はやめよう。楽しければいいじゃないか。ビール万歳!ちなみに友人はジョッキを軽快に空けていましたが、私は疲れすぎていたのか、あまり飲めませんでした。
高尾山にまつわる話をもう一つ。最近、というか毎年のように行楽シーズンの山の事故がメディアで報じられますが、何と、高尾山でも遭難するそうです。山菜を採っているうちに道に迷い込む、日没で身動きが取れなくなり救助を要請する、酒に酔って滑落などの事故が年間平均20件、多い年で40件ほど報告されているとか。 高尾山は登山というよりもハイキング感覚で登れるので、大半の人びとがジーンズにスニーカーといった軽装でしたが、中にはサンダル履きの猛者も何人かいました。(ビーチサンダルのお兄ちゃんを発見したときは目を疑いました。たぶん、途中までケーブルカーで来た人だと思いますが、それにしてもやりすぎ) とにかく、久々にいい汗をかいて、有意義なひと時を過ごせたこの日。高尾山プランを提案した友人に感謝!(相)