秋風のなか、広告について考える
広告
やっと今日から秋の涼しさを感じられるようになりました。
自動販売機にもHotの表示がお目見えするころです。
さて、最近街を歩いていて目に留まるのが、街に溢れる広告の手法が変わってきていること。
ポスターのような紙媒体の広告がめっきり減りましたね。
駅構内にはポスターを貼ってあったであろう跡だけがむなしくそこかしこで見られます。
その変わりにでてきたのが映像形式の広告、デジタルサイネージ。
iPadの普及によりデジタルサイネージの広告は一層増えると言われているそうです。
私は直接的には広告とは関係のない仕事をしているけど、まったくの無関係ということでもなく、やはりこういった時代の風潮は気になります。
デジタルサイネージは紙媒体よりも安価に修正もできるということで、紙媒体の広告はより縮小されている現状があるということです。
逆に、紙媒体の広告でも一工夫してあるおもしろい広告を見つけました。
新宿駅に貼ってある「日清ラ王」の広告です。
「だんだん食べたくなる」という文字と「日清ラ王」のパッケージが並んでいる広告が歩を進めるにつれて
「だんだんだんだん食べたくなる」と「だんだん」という文字がとんでもなく増えていき、
横の「日清ラ王」のパッケージもどんどんどんどん増えていくという広告です。
催眠術かっっ!?と突っ込みたくなるような広告ですが、
確かに不思議に食べたくなってきます。
やはり街を見渡すと、現状に応じた広告媒体を受け入れるか、
紙媒体でも一工夫する必要性があるのだなと実感します。
私はデザイナーという職をやっていますが、直接的には関係がなくとも、
常に世の動向を見ていかなくては時代に取り残されてしまうなと、秋風のなか、ふと思いました。(愛)