朝鮮文化とふれあうつどい in 府中公園
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昨日は「第12回 朝鮮文化とふれあうつどい」フリーマーケットに行ってきました。
府中公園のど真ん中で、朝鮮の歌や踊り、立ち並ぶ朝鮮料理の売店、フリーマーケット…とよりどりみどりのプログラムを楽しむことができました。
天気もものすごく良くて、上着を着ているのが暑いほどでした(!)。
この行事はチマ・チョゴリ友の会という団体が主催するもので、1998年から始まりました。
当時、朝鮮のミサイル騒動をめぐって情勢が緊張し、
朝鮮学校に通う子どもたちが迫害を受けたことに心を痛めた有志たちが、
同じ地域社会の仲間である在日コリアンと日本人たちとの交流を深めようと
始まったといいます。
難しい歴史の問題を講演会などで扱うことも重要ですが、
まずは気楽に垣根を越えていこうということでフリーマーケットを開催することにしたとか。
もちろん、「拉致問題」があらわになった時にも、この行事は中断なく続けられてきました。
最近では多摩地域最大規模のフリーマーケットとしても知られるようになり、
西東京のみならず関東近県からも人が集まります。
昨日も240区画もの店が並び、10時半から3時まで延べ5000人が参加しました。
また、この行事は財団法人東京市町村自治調査会多摩交流センターのボランティア事業に指定されていて、
助成金も下りるようになったといいます。
地域の理解も深まっている証だといえます。
先週の「砲撃事件」でまたまた「北朝鮮、在日朝鮮人バッシング」世論が高まり、
正直、怒りとかなしさでかなりブルーになっていましたが(もっと複雑にいろいろと考えました…)、
昨日の府中公園にはごく平和な時間が流れていて、ほっとしました。(里)