金剛山歌劇団55周年記念送年コンサート
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先日、金剛山歌劇団55周年記念送年コンサートに行って来ました。
金剛山歌劇団の舞台を椅子に座ってしっかり見るのは久々だったワタクシ。
やっぱり金剛山歌劇団の公演は見にくるべきだと反省したほど、素晴らしい内容でした。
いつもの公演と少し違ったのは、いつもは舞台の下などにいる楽団のひとたちも舞台の上にあがっていたことです。
朝鮮舞踊のBGMもそこで奏でられ、楽団も舞踊の踊り手たちも舞台の上で1体になり魅せてくれました。
チャンゴとドラムの演奏から始まり、ソヘグム独奏と独舞「キンアリラン」など、歌あり、演奏あり、舞踊ありと多様な演目で、
順番も緩急あり、飽きさせない公演プログラムでした。
私は昔から朝鮮舞踊を見るのが好きなのですが、今回見れた朝鮮舞踊はもうたまらないくらいよかったです。
ソヘグム独奏と独舞「キンアリラン」はなぜか涙がでそうなほど繊細で、荘厳でした。
いちばん驚いたのが「朝鮮相撲」。
クスリと笑えるようなユーモアに溢れていながら、確かな技術で魅せてくれて、そして最後にアッと驚くような舞踊でした。
この「朝鮮相撲」の舞踊は絶対おもしろいので、いろんな人にみて欲しいと思わせる舞踊でした
(Youtubeに流せばかなり話題になるんではないか?と思ったほど。やりませんが)。
多様な朝鮮舞踊を見ていて思ったのが、人を楽しませたり、引き込むような舞踊を作り出す技術もすごいなと思ったことです。
イオ2010年6月号でも朝鮮舞踊の特集をしましたが、
在日同胞が継承し、そしてこういった新たな表現を作り出していっているということを、事実として見せてもらいました。
チャンダンやチャンセナップ、踊りをみていると、血のせいか何か、自然に頭がフリフリ。
劇団員たちはAKB48よりもかわいいし、下手なアーティストのコンサートに見に行くより何倍も楽しめました。
ウリ民族のものを受け継ぎつつも、新たなカタチで表現し発展させていっている劇団員たちに本当に頭が下がります。
そして思ったのが、金剛山歌劇団の公演は本当に素晴らしいものなので、たくさんの人たちにみてもらいたいなと思ったことです。
日本のひとたちはもちろん、そしてたくさんの世界の人たちに(日本の歌舞伎などにもひけをとらないくらい、素晴らしい文化なので)。(愛)