大阪朝高ラグビー部、初戦を勝利!
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第90回の記念大会となる全国高校ラグビー大会が12月27日に開幕し、そして今日の30日、大阪朝鮮高級学校ラグビー部が初戦(2回戦)を戦いました。相手は、福岡第2地区代表の福岡高校。
今大会、大阪朝高は、Aシードでの出場で優勝候補の一角です。朝鮮学校が「全国大会」に出場することだけでもすごいのに、優勝候補に名をあげられるというのは本当にすばらしいことです。
注目の初戦とあって、会場の花園ラグビー場第3グラウンドは同胞たちでいっぱいでした。
試合前、呉英吉監督は、「練習でやってきたことをそのまま出すだけ。本来の力を出せれば結果はついてくる」と語っていました。怪我で休んでいたキャプテンのキム・ガンテ選手も本大会に間に合い、府大会の時よりもレベルアップが期待されています。
さて、試合ですが、開始直後こそ両者が均衡のとれた攻守を見せて膠着状態でしたが、4分に左中間ラックから左へリャン・ジョンチュ、パク・ソンギ、キム・サンホと展開して左中間にトライ。今大会のトライ第1号はキム・サンホ選手でした。7分には、相手パスをナム・ジョンソン選手がインターセプトして40メートルを独走し中央にトライ。22分にはキム・シユ選手が、26分にはコン・ユイン選手がトライを決めて24対0と大差で前半を終了します。
このように書くと、朝高が圧倒しているように思えますが、相手の福岡高校も粘り強く守り、点数ほどの実力差はないように思えました。
と思っていた後半開始1分、福岡にトライを返され24対7。試合終了後、呉監督は後半開始早々の失点を反省点として挙げていました。
連続で失点すると、相手が勢いづくという場面で、大阪朝高が踏ん張ります。4分(キム・シユ)、7分(コン・ユンイ)と連続トライで相手を突き放し試合を決定付けました。試合中に選手たち自らが修正し立て直すことができるのが、今の朝高です。
15分にナム・ジョンソン選手、終了間際の28分にチョウ・ソンギュン選手がトライを決めて、最終的には48対12で勝利しました。
終わってみれば、朝高がバックス、フォワードともに相手より1枚上の実力を発揮した試合だったと思いますが、相手の福岡高校も堅い守りで試合を盛り上げてくれました。
素人目には「快勝」という感じではなかったですが、呉監督は「ナイスゲームだった。よく走りよく守った。選手たちが平常心で試合をしてくれた」と語ってくれました。
後半11分、怪我で休んでいたキム・ガンテ選手が交代で出場しました。実に8ヵ月ぶりの公式戦出場だということです。「めちゃくちゃ緊張した」と終了後に語りながら、「本当にうれしかった」と喜びを表していました。
大阪朝高の次の試合は1月1日の元旦。10時半から花園ラグビー場第3グラウンドです。
今日の試合、ツイッター(@kayagum1959)で試合経過をつぶやきました。元旦の試合もツイッターで中継する予定です(写真を撮りながらつぶやくのは大変ですが)。ご期待ください。
これが、今年最後の日刊イオとなります。今年1年間、ご愛読、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。(k)
Unknown
東京から駆けつけてくださりコマッスムニダ!
初夢は大阪朝高ラグビー部の優勝でしょう!
年初から同胞達の歓喜の声が聞こえてきそうです。良いお年を!
オンニョさんへ
大阪朝高が優勝すれば、本当に同胞たちに、新年のすばらしい初夢になりますね。優勝まで頑張って取材します。