大阪朝高ラグビー部・記念グッズプレゼント
広告
第90回全国高校ラグビー大会は、東福岡と桐蔭学園の両校優勝で幕を閉じました。出場していた大阪朝鮮高級学校ラグビー部は、その実力を発揮し、2大会連続でベスト4(3位)という見事な成績をおさめました。民族教育の歴史に残る快挙だと言えるでしょう。
日本の強豪校は、日本全国から優秀な選手が集まるという場合が多いようですが、大阪朝高はそうではありません。和歌山朝鮮初中級学校出身の金時裕くんひとりを除いてみんな東大阪朝鮮中級学校の出身です。
また、大会の公式パンフレットの大阪朝高の紹介ページを見ると、中学時代の所属クラブが書いてあるのですが、25人のうち、バレーボール部が2人、柔道部が1人、サッカー部が3人となっています。
先生たちは、「ラグビーだけをやっているわけではない。選手たちはみんな勉強をはじめ学校生活すべてを頑張っている」と口をそろえて言います。
まあでも、そんなことは大きな問題ではないと、私自身は思っています。それでも、選手たちが在日朝鮮人運動や民族教育の歴史を背負い、在日同胞の熱い思いを背負っているのは確かなことで(これはラグビー部員だけではないでしょうが)、選手たちもそのことを充分自覚して戦っていたことを、取材をしていてわかりました。
とりあえず、選手たちにはご苦労様でしたと、ねぎらいの言葉を送りたいと思います。
花園で大阪朝高の試合を取材するのは今回で4回目になります。5回の出場のうち1回目だけ取材できませんでした。
大きな新聞社などは、写真を撮る人もグラウンドと観客席、文章を書く人も試合全体のことを書く人、客席のコメントをとる人と分業体制を作っています。しかし、こちらはそういうわけにはいきません。グラウンドに下りて写真を撮ったあと、急いで控え室に行き監督や選手のコメントをとります。
それはいいのですが、悲しいのは写真を撮るとき。大手は400ミリのレンズでバシバシ撮っているのに、こちらは200ミリのレンズ(200ミリのレンズで撮影しているのは総聯関連の出版社だけでした)。400ミリだと遠くでプレーしていてもアップで写真が撮れるのですが、200ミリだと迫力のある写真を撮るためには大阪朝高が敵陣深くに攻め込んでくれなければいけません。そういう意味で、今大会は多くのシャッターチャンスがありました。
その他、正月休みがなくなるなど苦労が多いのですが、できれば来年も、花園で取材できればと願っています。
試合前に花園ラグビー場の売店をのぞいていると、出場校別にいろんな記念グッズが売られていました。いくつか買ってきたので、日刊イオの読者の皆さんにプレゼントしたいと思います。朝鮮の「強盛大国Tシャツ」以来のプレゼントです。
写真のキーホルダー(左)と携帯ストラップ(右)のいずれかを合計5名の皆さんにプレゼントいたします。ご希望の方は、氏名、住所、電話番号、キーホルダーかストラップかを明記のうえ、「io@io-web.net」(@を小文字に変えてください)までメールを送ってください。締め切りは今月末までとします。当選発表は発送をもってかえさせていただきます。(k)