都知事選と原発問題
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日曜日、都知事選がありましたね。
「天罰」発言で批難が高まりひょっとしたらひょっとするかもなどと思っていましたが、愚かでした。
首相がころころと変わる一方で、10年以上にわたりかくも悠々と続く石原都政。
再選について言いたいことは尽きませんが、今回は一点のみ。
石原氏が筋金入りの原発推進論者であることから、この度の再選は東京都で原発存続派が依然多数であることを物語っています。原発に対する危機感が薄いからなのか、「変化」を望まない保守的な国民性からなのか分かりませんが、福島県は最悪「閉鎖」とまで言われているのに、都民にとっては結局「ひと事」に過ぎないのでしょうか。
では「がんばれ、ニッポン」と一体誰に向かって言って、日本はどこへ向かおうとしているのでしょう。
これだけの事態で存続派が多数を占めるのは、震災後、政府がしかるべき原発政策をとらなかったことに起因していると思います。今さら評価尺度をレベル7に引き上げた裏側には、政府の原発に対する当事者意識の欠如、過小評価があったからでしょう。
たとえ日常が犠牲になったとしても、これからは原発に頼らない新しいライフスタイルを模索していかなければならない。これほどの被害を受けた今だからこそ、政策の転換を実現しなければならないと思います。でなければ日本の未来がないのは明らかです。そう地球が最後の警笛を鳴らしているように思うのです。
10日、折りしも日本全国で同時多発的に原発反対を訴えるデモ行進が行われました。
東京・高円寺でのデモ行進は主催者によると参加者の数、1万5000人。
高円寺でリサイクルショップなどを営むグループの呼びかけに集った若者たちが、駅前などを練り歩きながら「原発はもういらない」「福島を救え」と訴えたそうです。
今回の都知事選、石原氏の獲得票は261万票。未投票は400万票だそうです。
261万よりも、私はこの見えない400万の無関心が恐ろしい。
デモ参加者は1万5000。遠く及ばずとも、この小さな火種が今後原発問題が長引く中でさらなる広がりを見せてくれたらいいのに。(淑)
政治への無関心
国民の政治への無関心が悪いと思います。
知らぬ間に法律が可決して、知らぬ間に生活が苦しくなってやっと気付いて、大いに期待した民主党の舵取りに落胆したのが今の日本だと思います。
魔法の杖は、存在しません。
でも、何を言ってもムダと思ったらダメです。
俺は、一応親しくして貰ってる政治家さんが居ますが『国民の本音』をぶつけてます。
お茶を濁す人や、真っ向で語る人様々です。
俺の好きな政治家さんは、頑固な真っ向勝負な方です。
でも、国籍が云々ではなく『人』を大切にする方です。
たけちゃんさんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。
国民の政治への無関心、同感です。
未投票者の中には、安心して政治を任せられる立候補者がいなかったからという人もいるんでしょうね。
信頼できる政治家がいないからどんどん国民が政治に無関心になっていく。悪循環ですね。
たけちゃんさんのおっしゃる「人」を大切にする政治家が増えたらいいです。