レンズが震えた
広告
朝日新聞出版 AERA「東日本大震災 レンズが震えた」
世界のフォトグラファーが「東日本大震災」を撮った写真集です。
先日、書店に並んでいたので購入しました。
写真集は、地震発生時から4月11日までの一ヵ月の全記録を収録しています。
中には、雑誌やWEBなどで見たことがある写真も多く出てきます。
天井にぶら下がったパソコンのキーボードや瓦礫。
赤ちゃんをおぶり途方に暮れている母親。
避難所で寝ながらトスをあげるバレ-ボール部の少女。
地震発生後の都心の様子。
泥にまみれた多くの写真たち。
流されたピアノ。
沈んだ車の上を泳ぐ鳥。
そして被災者たちのまっすぐ前を見据える目。
ひとつひとつ、食い入るように見ました。
写真が物語る震災の爪痕。嘆き悲しむ姿もあれば、友達と笑顔で抱き合う子どもたちの姿、
久しぶりの入浴に至福の表情を浮かべる姿。様々な表情が見えてきます。
1995年に出版された共同新聞社の写真集「阪神大震災」を貸してもらったのですが、
記録に残る写真集などを資料として持っておくのはもちろん、
ただの「過去」にしないということも踏まえ、
こういった写真集、雑誌などを買うことにしています。(麗)