日本の隅々にイオが
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先週、鳥取県米子市のホテルでチェックインの時に外国人登録証のコピーを取られた話を書きました。しかし、米子市での取材自体はたいへん充実したものでした。地元の同胞たちに本当にお世話になりました。
米子のすぐ近くには大山という中国地方でもっとも高い山(1729m)があり、そこのスキー場に高校時代いったことがあります。その大山と米子がすぐ近くだとは知りませんでした。米子にいる間、大山の雄大な姿がよく見えました。
米子の北側、朝鮮東海(日本海)の方に車で20分ほど行くと境港市があります。初めて訪れた場所でした。ここは「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるさんの生まれ故郷で、鬼太郎やねずみ男などキャラクターのブロンズ像や関連のお店などが並ぶ「水木しげるロード」という観光スポットがありました。けっこう有名だということで、観光客がたくさん訪れていました。ちなみに米子にある空港は、米子鬼太郎空港という名前です。
境港から橋を越えると、そこは島根県でした。島根県に足を踏み入れたのは初めてでした(たぶん)。そこの海水浴場は水がおそろしいほど奇麗でした(写真上)。
水木しげるロードにある鬼太郎(左)とねずみ男のブロンズ像。「なんで後姿やねん」と思うかもしれませんが、めんどくさかったので、車から降りずに撮影したからです
「仕事でいろんなところに行けて良いですね」とよく人から言われるのですが、まったく否定しません。事務所でじっとしている仕事に就かなくて良かったとつくづく思います。
米子市で焼肉店を経営する同胞女性は、大山の麓に山菜を採りに行って新鮮な山菜をお店で出すのだと言っていました。このお店はイオに紹介するため取材をさせてもらいました。
境港で焼肉店を営む1世のハルモニは、水木しげるロードに観光客は来るけれど、観光バスで乗りつけ観光だけしたらバスでそのまま帰るので地元にお金が落ちない、私たちの商売には何にも関係ないと言いながら、冷たいお茶を出してくれました。
県境の海水浴場は、今回、鳥取、島根、倉敷の青商会合同による海水浴が行われました。朝鮮学校のなかった鳥取で解放後から行われてきた午後夜間学校で子どものころ学んだという年配の同胞女性は、午後夜間学校から泊りがけでこの海水浴場に毎年遊びに行っていたと思い出を語っていました。
何が言いたいのかというと、日本の隅々、けっこうな田舎にも同胞が住み、同胞社会が存在しているのだということ。地方に出張に出るたびに同胞たちのそういった生活を垣間見ます。
米子にいる間、地元の鳥取県の若い専従活動家(若手はひとりだけ)とずっと行動をともにしていました。その間2度、月刊イオ、朝鮮新報を配達するため、彼と一緒に米子市内、境港市内を回りました。私の想像以上に多くの部数を配っていました。
ここにも月刊イオ、朝鮮新報を読んでくれている同胞がいる、配ってくれる活動家がいるんだと、感激しました。(k)
Unknown
海、綺麗ですね~。
境港は、行きたい場所の一つです。
水木しげるロード、羨ましい限りです。
昨年NHKの朝の連ドラで取り上げられてからは、ますます観光客が増えたそうですね。
日本の隅々にイオや朝鮮新報などが配られているという事実に、自分も頑張ろうと思えました。コマッスンミダ^^
Unknown
(美)さん、コメントありがとうございます。
境港は、港も浜辺も美しく良いところでした。また、行きたいと思っています。
私も、現地の同胞たちの姿から元気をもらい、頑張ろうと心を新たにしました。